DIARY
2001/09/03
■2001/08/30 虎辱映画
広澤、やっと歌ったよ……ヤレヤレ。それにしても井川すばらしい!!……えへん……さて、前回の日記については、掲示板でのダイアルMさんのほかに、「回転寿司なんか、回っているネタなんかめったに食べません。もう一皿目から注文しまくりです。回っているネタでも注文します。少しでも鮮度がいい方がいいので。」というご意見、また「廻っている鮨は見本と考えるのですよ、主婦並に図々しくいきましょう」というアドバイスを相次いでいただきました。どうもありがとうございます。がんばります(T▽T)
ところで、映画『パールハーバー』における日本の描かれ方はひどい、国辱映画だ、という感じで腹をたてている人がけっこういました。私としては、そもそも映画としてつまらなそうなので見る気がおきません。まあでも、『ムルデカ17805』という、「インドネシアの独立は日本軍のおかげ」というような内容の、インドネシア人(少なくとも一部の)にとっては「国辱もの」以外の何ものでもないだろう自尊史観映画を日本も作っている、という事実もあるわけですが。とはいえ、どっちの映画も見ていないし、多分今後も見ないと思うので、あれこれ言うのはよします。 しかし、来春公開の『MR・ROOKIE(ミスター・ルーキー)』という映画については別です。ひとこと言わざるを得ません。この映画には、はっきりいって阪神ファンなら100パーセント腹を立てると思います。すでに、阪神ファンのホームページや掲示板では続々と怒りの声が上がっているようです。どういう内容か、というと、正体を隠すために覆面をかぶった元高校球児のサラリーマンが阪神の救援投手として活躍し、優勝へと導く、というものだそうです。監督は井坂聡という人(東大野球部出身だそうです)。大阪への映画ロケーションの誘致活動を進めている「大阪ロケーション・サービス協議会」が企画段階から全面協力、ということです。……それはいいのです。問題は、主演です。なんと、よりによって、あの、長嶋一茂、だとおおオ!!これ、もう信じられません。どれほど信じられないキャスティングかというのを、阪神ファン以外にもわかってもらうために喩えて言えばですね、うーんと、忠臣蔵で、大石内蔵助の役を吉良上野介が演じるようなもん……いや、これは古いなあ、やっぱりあの例がいいか……えーと、「経営不振に陥ったアップル社を救うために立ち上がった男を描く」という内容の『MR・CEO』という映画で、主人公スティーブ・ジョブスの役をビル・ゲイツが演じる、というようなもんです。ほんとに。ブラックジョークにもなっていない。意味不明、という感じです。何が悲しくて阪神ファンがそんな映画を見なくてはいけないのか。というか、絶対見ませんが。上映を阻止するために、映画館にタテジマのはっぴを着たデモ隊が押しかけても不思議はありません。
巨人OBというだけで言語道断ですが、一茂は、かつて、プロ野球ニュースの司会をしていたとき「(巨人が出ない日本シリーズは)僕にとっては消化試合」という暴言をはいたような人間です。この監督は、東京出身らしいですが、無神経にもほどがあります。もしこの監督が、こんな映画で阪神ファンが喜ぶと思っているのだとしたら、その想像力の欠如にはあぜんとします。また、阪神ファンの反感をかうことをわかっていてやっているとしたら、それもひどい話です。で、ふと気が付いたのですが、ひょっとすると、まさか一茂に、でたらめな関西弁をしゃべらせたりしないだろうなあ……いや、こんな無神経なキャスティングをする監督なら、十分ありうる……。一茂が「おれが阪神を救ったるでえ」とか、でたらめなアクセントでしゃべっているところを想像するだけで、卒倒しそうになります。かといって、東京人が阪神を救う、というストーリーもそれはそれで腹が立つ。
おそらく、関西出身でない俳優にでたらめな関西弁を平気でしゃべらせる監督にとっての関西弁と同様、彼にとって阪神というチームは、映画のための小道具に過ぎないんでしょう。想像力が欠如しているので、実際に関西弁をしゃべっている人間、実際に阪神を応援している人間がその映画を見てどう思うか、ということに考えが至らないのではないでしょうか。そんな無神経な監督なわけだから、映画としてもつまんないんじゃないかなあ、と思ってしまいます。だいいち一茂が大根だというのは『オードリー』で証明済みじゃあないんですか?
……うーん、しかし、まじめに怒るのもばかばかしいなあ……ここはやはり、対抗して、巨人を徹底的にコケにする映画を作り返せばいいのかもしれません。長嶋茂雄の伝記映画を作って、主演は川藤幸三。めちゃくちゃかっこ悪い長嶋にするとか。
■2001/08/28 回転寿司について
白状しますが、私は、回転寿司で、注文をするのが恥ずかしくてできません。もっとも、私としては、回転寿司というのは、いちいち注文しなくても好きなものを選べる、というところにポイントがあると思っていたのですが。しかし、私以外のお客さんは、みんな、流れてないネタは気軽にどんどん注文しています。私はといえば、そういう人たちを横目にみながら、流れているものだけを食べる、というやり方をかたくなに続けていました。ところが先日、食べたいもの(というか、安いネタ)が全然流れていないときがあって、困った。たのみゃいいじゃんかよ、と自分でも思いましたが、恥ずかしいのです。ベルトコンベアーが一回転半ぐらいするあいだ、醤油とお茶を準備して、はしを手にもったまま、ぼーっとしてました。その間にも隣の客はどんどん注文していきます。なにも食べない、というのも不自然だ、と思ったので、しょうがなく流れていた高いの(といっても300円とかですが)を少しだけたべて帰ってきました。あほです。
注文しようか、とも思うのですが、もし、勇気を奮って注文したら、私だけ無視されるのではないだろうか、とか、「聞こえねえんだよ」という顔をされて、「はい?」と聞き返されるんではないか、とか、「こいつ、いつも160円が100円になる木曜日にばっかり来やがって、しかも160円の皿ばっかりとってるせこいやつじゃねえか。てめえは、注文なんかしないで早く帰れ」と言う目で見られるのではないか、とか、考えてしまうのです。さらには、こんなこともできない私は、「コミュニケーションスキルがない」とか「そんなことだから○○が○○ないんだ」とか言われちゃうんだろうなあ、などと考えたりもします。
まあもっとも、最初は回転寿司に一人で入ること自体勇気がいったんで、進歩してはいるのかもしれませんが。……すいません、オチはありません。
■2001/08/22 観ていない映画の映画評(むちゃくちゃ)
前も書いたんですが、私は宮崎駿が何でも好きだ、というわけでもありません(て別に言い訳する必要もないのですが)。特に、ジブリになって以降の、最初から「大作」として作られたようなものはそんなに好きではないです。ジブリ以降妙に「テーマ」とか「メッセージ」が先走っているようなところも鼻白んでしまうところです。
しかし、『千と千尋の神隠し』はちょっと見てみたい。あいかわらず、「少女が成長し、自立する物語」みたいなテーマがあるらしく、そういうのは実はどうでもいいのですが(『魔女の宅急便』と同じじゃん)予告編をテレビで見た限り、ちょっと、幻想的なシーンは見てみたい。そうおもっていたら、テレビブロスで、松尾スズキが『千と千尋』を評価して、「逆柱いみりの世界に通じるものがある」というようなことを書いているのを読んで「お」と思ったのでした。逆柱いみり、というのは「ガロ」に書いているマンガ家で、まあ言ってみればつげ義春の「ねじ式」をパワーアップしたようなマンガを延々と書いている人で、私は大好きなマンガ家なのです。世間一般のイメージとしては、宮崎といえば文部省推薦的な健全な子供向けアニメ、とされていると思うので、ガロ的なアングラと共通点はない、と思われるかもしれませんが、そうでもないと思うんですよね。宮崎は、意外と、不気味、とも言える幻想的イメージが好きなはずです。それは、マンガ版ナウシカとか、『シュナの旅』とか、見ていただければわかります。しかし、そういう趣味をアニメで出すことはあまりしなかったんですよね。それが、前回の『もののけ姫』あたりから、わりと前面に出てきたような気がするのです。前回の『もののけ姫』は、主にストーリーの点で、ずいぶん批判されていましたが、私はけっこういいと思いました。それは、ストーリーやテーマがどうのということではなく、映像の面で、いままでになく幻想的なセンスを前面に出しているかな、と思ったからです。特に、シシ神の森で、シシ神が歩くと水面に花が咲くところ、とか、デイダラボッチの映像とか。今回の『神隠し』、そういう意味でちょっと期待してしまいます(もちろん、逆柱ほどすごいことにはなっていないとは思うんですけどね)。といいつつ、たぶん映画館には観にいかないだろうけど。しかし、ほんというと逆柱のアニメ化こそみてみたい。
■2001/08/20 健康ブーム
えー、世の中は健康ブームでございまして、健康になるためなら死んでもいい、てなもんで、みなさん死に物狂いで健康を追い求めております。そんなブームを象徴しているのが、ご存知みのもんたの「おもいっきりテレビ」。この番組で「健康にいい」と紹介された食品は、放送の次の日になると全国のスーパーで品切れになる、てなもんで、大変な影響力でございます。ところが、今日喫茶店で隣の席に座っていたおじさんの会話を聞いていて初めてしったんですが、おもいっきりテレビの出演者は早死にが多いそうで(といっても、そのおじさんが言ってたのは内海好江師匠のことだけなのでそれだけじゃなんとも言えないんですが。)というわけで、いかにあの番組の健康法なんてのが当てにならないか、という話をそのおじさんはしていたのであります。さらにそのおじさんは、○○はおもいっきりテレビで取り上げられて「ない」から健康にいい、なんて話もしておりまして、そうなるとあの番組は逆の意味で健康食品選びのバロメーターになっているということにもなるわけでございますが。さて、そこで思い出した小ばなしを一つご紹介いたします。私がおぼえている「小ばなし」のようなものは3つぐらいしかないんですが、そのうちの一つがこの間のフルシチョフで、もう一つをここで披露いたします。
テレビ局レポーター「えー、今日は、敬老の日にちなみまして、長寿の方にインタビューということで、今年100歳になられますイズミ・ツゲチヨさんのお宅にうかがって、いろいろお話をお聞きしたいと思います。イズミさん、お元気ですね。」
イズミ・ツゲチヨ「うむ、おかげさまでこの歳まで病気ひとつせず、元気いっぱいじゃ。」
レポーター「100歳まで長生きするための秘訣は何ですか?」
イズミ・ツゲチヨ「いやー、簡単なことじゃ。タバコを喫わず、早寝早起きを心がけ、毎晩寝酒を一杯やる。それだけじゃ。」
レポーター「おや、そうなんですか。いや、実は私の祖父も、タバコを喫わず、早寝早起きを心がけ、毎晩寝酒を一杯やる、という生活をずっと続けていたのですが、去年99歳で亡くなってしまったのですよ。うちの祖父の場合、何がいけなかったんでしょうねえ。」
イズミ・ツゲチヨ「うーん、おしいな。それを、あと一年続けとりゃよかったんじゃが。」
■2001/08/18 それにしても、ソニンちゃんも、大変だなあ……。
またパパパパパフィーを見てしまいました。今回も、前回のボーリング大会の続きでした。前回、ゴマキ弟ユウキ君がぜんぜん下手くそだった、という話を書きましたが、今回見たら、なんと、突然うまくなっていました。収録は同じ日なので、どうもわずか数時間の間に人が投げるのを見ていただけで急にうまくなったようです。というか、ボーリングというものをしたことがなかったようですね。そんなに急にうまくなるというのは、うーん、若いってすごい、ということなのか……。しかし、上達したユウキ君、別に喜んでいる様子もなくあいかわらず無表情で、別にどうだっていい、という感じ。「そういえば、私がみたTV番組でもソニンちゃんはMr.マリックに感心されるほどトリックの練習に励んでいたのに、ゴマキ弟は全然やる気なさそうでした。」という証言もいただきました。
てなことを言っていたら、なんと、たいへんなことになっていたようです。もうご存知かもしれませんが、なんと、ユウキ君、突然の休業ということになったようです。こうなってくると、「やる気がなさそう」ではなくて、ほんとに「やる気がなかった」のかもしれないですね。それにしても、まだ中学生だったのか……。
■2001/08/16 小○嶋隆風
テレビ局レポーター 「ソーリ、本日サンパツをなさったそうですが、それは、公式サンパツですか?私的サンパツですか?」
ソーリ 「(うんざりと)……君たちはいつもそういうことを聞くねえ……私的も公的もないッ!サンパツしたかったからサンパツしたのだ。スッキリ、サッパリだッ!」
レポーター 「しかし、ソーリはスッキリサッパリかもしれませんが、中国や韓国などの、日本の侵略を受けたアジア諸国の人たちの感情はどうなりますか。」
ソーリ 「先の大戦で心ならずも命を亡くした戦没者に対して敬意と哀悼の誠をささげたい、という気持ちを持ってサンパツしたのだ。なぜサンパツすることが批判されるのか、理解できないッ!」
レポーター 「で、ベートーベンにもたとえられるソーリのその玉のようなオグシをおそろえになるために支払う、タマグシ料は、公費から支出なさったのですか?」
ソーリ 「タマグシ料は支払ってはいない。代わりに献花料をポケットマネーから出した。」
レポーター 「ほう、私費で近隣諸国のケンカを買った、と……。それはともかく、神社でのサンパツは憲法が定める政教分離に違反する、という声もありますが。」
ソーリ 「サンパツは日本独自の慰霊方法である。日本にはカミを大切にする文化がある。日本はカミの国だッ!」
レポーター 「アレ?モリさんですか?」
ソーリ 「何を言っているのだ。かつて「モリ政権を全力で支える」とは言ったが、私はコイズミだッ!」
レポーター 「それにしても、サンパツに行く場所がまずいんじゃないでしょうか。」
ソーリ 「何でだ。」
レポーター 「よりによってパールバーバーというのは……。ところで、今日はどのようなカミ型に?」
ソーリ 「いつもどおりパーマを当てた。」
レポーター 「え?カミを曲げたんですね?それは、歴史の歪曲ではないですか?……あ!」
ツクル会 「何を言うか。歴史を修正などしてはおらん。ソーリのヘアーは無修正である。エロ本検閲反対!」
レポーター 「お、新しい歴史エロ本をつくる会の方ですね?」
(そこへ、カミソリを持った女性登場)
「剃ーリ!剃ーリ!剃ーリ!」
レポーター 「あ、ツジモトさん!カミソリをもってどうしました?」
ツジモト 「第二次世界大戦における日本の行為への深い反省と被侵略国への陳謝の姿勢を身をもって示すために、頭を丸めてもらいます!第一、今回のソーリの談話は、わが党の村山談話を踏襲しているではありませんか。それなのに、かつて国家神道の中心であってA級戦犯合祀のヤスクニでサンパツするというのは、矛盾しています!さあ、おとなしく頭を出しなさい!」
ソーリ 「ウルサイ!そんなに剃りたいならまずムラヤマの眉毛を剃ってから来い!(まったく、目の上の眉毛の邪魔なシャミンめ)A級戦犯というが、祀られている戦犯が戦犯とされたのも、日本が戦敗国だったからではないか。勝てば官軍の論理で悪人とされた霊をないがしろにするのか!」
太った男 「もし」
レポーター 「あ、その体型は、サイゴーさん?マスコットの動物を連れてどうしました?」
太った男 「おいどんも勝てば官軍の論理の犠牲者でごわす。西南戦争で負けてA級戦犯、じゃない賊軍となったので、ヤスクニにはまつられなかったでごわす。」
レポーター 「なるほど。ヤスクニにまつられるのは「天皇に命をささげた」が条件だから、空襲で死んだ一般国民はまつられていない。天皇の軍隊に歯向かった西南の役の「賊軍の将」サイゴーさんも祭られていないという話ですね。」
高野連 「ちょっといいですか。」
レポーター 「あ、高野連の方、どうしました?」
高野連 「タナカさん、あなたが連れておられるマスコットの動物ヤスクニ(通称ヤッシー)は、戦前、「天皇のための名誉の戦死」をとげた人々が「英霊」としてまつられた施設であり、軍国主義と侵略戦争遂行の精神的支柱、つまり侵略戦争のマスコットでした。そうしたものは、サンパツ高校野球大会の応援にはふさわしくないのでお引取り願いたい。」
レポーター 「おや、体型が同じだから間違えたけど、あなたはサイゴーさんではなくタナカヤスオちゃんだったのですね?」
ソーリ 「ムム……くそ、夏の大会だけに、アサヒのまわしものだな?」
……むちゃくちゃになった……小○嶋隆風はむずかしい。やはり。
■2001/08/14 お知らせなど
材料(一人分):パスタ(100g)にんにく(大1かけみじん切り)オリーブ油(かなり)輪唐辛子(少々)ズワイガニ(大きい缶詰の3分の1ほど)オクラ(3本を輪切り)小ネギ(少々)黒胡椒(少々)バジル(少々)塩(ゆでるときかなり)ゆで汁(少々)
見えませんが、唐辛子もけっこう入ってます。左下のオクラがつながってる……撮影する方向を間違えた……
今まで使っていた掲示板が調子が悪いようなので、新しいのに変えました。いままでのは、重いし、よく止まるし……今は復活したみたいだけど、昨日はずっと止まってた。あと、ここの8/13に書いてあった技を使わせていただき(なるほど!ものです)i-mode対応としました。i-modeで見ている方が居るかどうかは知りませんが。
■2001/08/10 ソニン:1983年3月10日生まれ:魚座 O型:高知出身:趣味お菓子作り:好きなアーティスト:フージーズ、レイラ・ハザウェイ
先日「パパパパパフィー」を見ました。ボーリング大会をやっていて、EE-JUMPが出ていたのですが、それにしても、ゴマキの弟、下手すぎ。全部ガーターでほとんど一本も倒せません。なのに、例のごとく、やる気なさそうというか、ぜんぜんどうでもいいという顔。それに対して、パートナーの女の子(ソニンというらしい。はじめて知った)は、対照的に、すごくがんばって、ゴマキ弟の分をカバーするストライク連発。さらに、ボーッとしているゴマキ弟に、しきりと「力を抜いて!」とかお姉さんのようにアドバイスしています。そういう自分が一番力が入っている、というのがちょっと痛々しい。なんか、彼らの関係を象徴しているようでした。ソニンちゃん、いくらがんばっても、結局はゴマキ弟のおまけとして消え去る運命にあるのかなあ……でもがんばれ、ソニンちゃん!
というようなことを考えていたら、ゆきさんから
なんか以前うたばんかなんかでEEjumpが売れないのでマネージヤーぐるみででてプロモーションやってたんですが、その時もソニンは泣きながら「がんばります」とかいってんのにゴマキ弟はその隣でまるで他人の話をしてるかのように無表情でした。
という情報をいただきました。なるほど。さもありなん。
■2001/08/06 ダブル・プレー
新庄選手、先日は、日本人初の Clean up(4番)を勤めました。張本、大沢は、新庄みたいなタイプは嫌いなんだろう。このニュースにも「カーツ!」て言ってた。「新庄に喝ではなく、新庄ごときを4番にするメッツに喝だ」とかいってたけど。イチローはべたぼめするのに。どうでもいいけど、新庄の守備のファインプレーの映像が流れたあと「うわー、すごい、イチローみたいですね!」と言っているアナウンサーが居た。……まったく(おさえて、おさえて)。まあとにかく、がんばって欲しいものです。夏は苦手らしいですが。
というわけで、今日は大リーグとジャズ、ということで、一枚のアルバムを紹介させていただきたいと思います。それは、ラス・フリーマンとアンドレ・プレヴィン の二台ピアノに、シェリー・マン のドラムスが入った、その名も「ダブル・プレイ! 」というアルバムです。1957年録音で、ウェスト・コーストの代表的レーベルであるコンテンポラリーから出ています。アルバムタイトルは、もちろん、「二人で演奏」と「ダブル・プレイ」を掛けています。なんと言ってもアルバムのジャケットがすごい。野球帽をかぶった、なぜか上半身裸の金髪女性が、おっぱいを隠しながらダブルプレイ!のサイン(でしょうか?)を出しています。はっきりいって、バカです。安っぽいけばけばしい印刷といい、1950年代アメリカの古き良きバカが溢れています。
曲目もしゃれています。まず一曲目、いきなり Take Me Out To The Ball Game です。この曲は、最近大リーグ情報が入ってくるようになってきたので、日本のテレビでもたまに紹介されたりしてますが、大リーグにとってのTake Me Out To The Ball Game (私を野球に連れてって)という曲は、タイガースにとっての六甲颪みたいなもんで、大リーグの球場では、どこでも7回裏の(日本で言う)ラッキーセブンの攻撃の時に、観客がこの曲を合唱するとか。まあ甲子園のジェット風船みたいなもんですね。もともと3拍子の曲ですが、このアルバムでは、アップテンポの4ビートに直して演奏していて、なかなかよいです。2曲目 Who's On First? は、「誰がフォアスト((c)カケフ)だ?」ていう意味でしょうか。3曲目Called On Account Of Rain は、「雨天コールド」ってことでしょうね。ちょっとわびしい感じの、いい曲です。4曲目 In The Cellar Blues の「In The Cellar」というのは、辞書を引いたところ、「最下位」て意味だそうです。つまり「阪○」とか「メッ○」とかですね。 5曲目 Batter Up は、試合開始とか試合再開の時に審判が叫ぶ言葉だそうです。6曲目 Double Play はそのまんまですね。7曲目 Safe At Home は、「ホームベースでセーフ」ということでしょうが、曲を聴いてみると、クロスプレーの緊張感というような感じではなく、ゆったりとした曲なので、おそらく「家でくつろいで安心(セコムしてますか)」ていう意味と掛けているのではないかと。8曲目 Fungo は、ノックしたボールという意味らしいです。9曲目Strike Out The Band は、ガーシュウィンの有名な曲 Strike Up The Band に掛けているんでしょうね。
ジャケットと同様、中身の方も、バカ、というか、ただひたすらに楽しいゴキゲン(死語)な演奏が繰り広げられています。悩みなんてありません。ベースはいなくて、しかも、二台ピアノだったら普通ソロをしてない方がピアノでベースラインを弾いたりするのですが、この二人はまったくそんなことしません。もっとも、二人ともウェストコースト独特の、左手でガンガンとリズミカルに低音を弾く奏法なので、まったく違和感がありません。しかし、ベースなしでこれだけのドライブ感が出ている原因は、なんと言っても職人シェリー・マンのドラムスです。ブラシワーク、もう渋すぎます。
二人のピアニストは、ウェスト・コーストの大物ピアニストです。まあ日本でいえば前田憲男と羽田健太郎、とう感じでしょうか(実際この二人デュオを出していたと思う)。アンドレ・プレヴィンは、後にクラシックの指揮者として有名になるので、そっちで名前を知っている人も多いかもしれませんが、50年代あたりはコンテンポラリーからジャズのアルバムを出しまくっています。1956年にシェリー・マン名義で出したピアノ・トリオ作品「マイ・フェアー・レディー」(ベースはリロイ・ビネガー)は、例のミュージカルをジャズ風にアレンジしたものなのですが、アメリカでは、ジャズアルバムとしては一番売れているものだったりするらしいです。日本ではあまり知られてないですが。
ラス・フリーマンという人はチェット・ベイカー・ファンにはおなじみ。面白いピアノで、なんと言うか、バド・パウエル的なフレーズをあまり弾かなくて、どことなくフレーズが硬いな、と前から私は思っているのですが、しかしそこが良いのかもしれない。ところで、この人、アドリブをしながら口笛を吹くのです。アドリブをしながら歌う、とかうなる、とか言う人は結構居るのですが、口笛を吹く、というのはめずらしい。このアルバムでも、よく聴くとラス・フリーマンのソロのところでかすかに口笛が聞こえます。
■2001/08/02 リサイクル
すでにヨーロッパでは認可されているそうですが、アメリカで、「薬のカプセルのようなカメラをのみ込み、消化管のビデオ画像を撮影する使い捨ての医療器具」が認可された、とのことです。 胃や腸を通過しながら1秒に2枚の間隔で消化管の画像を撮影し、データは無線で転送されるそうです。なるほど。これはいいですね。しかし、気になるのはなぜ「使い捨て」と決め付けるんでしょうか?もったいないじゃないですか。普通の胃カメラは使いまわしなのに、カプセル型だと使い捨て、というのは変です。え?回収するのが大変だって?そんなことないでしょう。私の知り合いに、携帯電話を便器に落とした人がいます。しかもその携帯は、みごとに、その……UNKに「刺さった 」そうです。で、どうしたかって?もちろん、回収したそうですよ。泣きながら。その後しばらく彼はその携帯を(もちろん洗浄して)使っていたんですが、キーが一個使えなくなってしまったらしく、「メールを打つときにマ行の文字が使えないからすごく不便だ」とか、言ってました。
それにしても、昨日からちょっとまずい方向に向かってるなあ、この日記。 というわけで、唐突に「ですます」にもどしましたです。「だである」はもう疲れた……。
■2001/08/01 捨て身です
7連勝の後3連敗で、リバウンド((c)道上洋三)が来たか、と思ったら、今日は快勝。
さて、今回の日記、食事中の方は読むのをお控えください。そして、全国に10万人(推定)の私のファンの方はイメージがこわれるので読まないことをお勧めします。
ここのところずっと、左耳の調子がおかしかった。これは前からのような気もするが、すこし耳鳴りがするし、ときどき、耳がつまったような感じになる。といってもすぐになおるのだが、だんだんひどくなってきて、ついに先日、朝起きてから30分ぐらい耳がつまった状態が続く、という風になってしまった。それが二日間ぐらい続いたので、耳鼻科に行くことにした。といっても、気が小さい私にしては、今回は我ながらまったく事態を楽観視していた。最近、突発性難聴(突然耳鳴りと難聴が起こり、2〜3週間放置すると治らなくなることもあるという。原因不明だが、ストレスが原因ではないかとも言われているそうだ)が話題になっているが、私の場合、耳がつまるといっても一時的なものですぐなおるわけで、内耳に由来するような重大な障害ではなかろう、と判断した。それはインターネットで確かめたわけだが。まあしかし、聞こえなくなることは事実だし、だんだんひどくなっているわけだから、何らかの問題が起こっているのだろうな、とは思った。悪くて中耳炎とかそういうものかな、なんて勝手に推測していた。
で、近所の耳鼻科に行った。医者は、お年を召した男性だった。「どうしました?」と言うので、「左耳がつまったような感じになって……」と答えた。すると老医は「ほお。何か原因は考えられますか?」と言いながら、私の左耳にファイバースコープを差し込んだ。私は、もっと詳しい症状を説明しようと「ええと……」と口を開いたのだが、モニターに私の耳の中が映ったとたん、老医は私のことばをさえぎって、こともなげにこう言ったのだった「ああ、こりゃひどいね。……すごいMMAKが溜ってますな。」へ?……み、MMAK?……そ、そんな……とショックと恥ずかしさを感じる間もなく、老医はこう言ったのだった「じゃ、耳洗いましょう。30分か40分かかりますよ。」そして私は、別室に連れていかれ、ベッドに左耳を上にして寝かされると、耳の穴に、「MMAKを溶かす薬」をそそぎ込まれ、そのままの状態でじっと30分感横になっていたのだった。それにしも、そんな薬があるとは……またそんなものを使わなくてはいけないほどすごいのか、俺のMMAK……などと考えているうちにあっという間に30分がすぎ、また診察室に呼ばれた。老医は私の耳に受け皿をあてがった上で、「じゃ洗いますよ」と耳の穴に水(?)を注入した。洗浄は一瞬にして終わった。老医は「ああ、とれた、とれた。ほら」と、銀色の受け皿に入った「それ」を私に見せようとするのだ。私は非常に恥ずかしかったのだが、しかたなく受け皿の中を見ると、そこには、なんと直径1センチはあろうかという巨大な「それ」が浮かんでいるのだった!わー、今思い出すだけでも恥ずかしい&きたない(じゃあ日記に公開するなっつの)。
それにしても、大したことはあるまい、という私の予想は正しかったわけで、そう考えると非常によかったことではあるのだが、いくらなんでも、これは「大したこと」なさすぎるのではないか……千円ちょっと払って、医者に耳掃除をしてもらうとは、情けなさすぎる、などと思ったのだった。「大したことありません」や「すぐに治ります」はうれしいのだが、どうせならせめて「ちょっと○○が炎症を起こしていますけど」というぐらいでないと、格好がつかない、などと贅沢なことを考えた。もっとも、耳を洗ったあと「外耳がちょっと「炎症みたいな感じ」になってはいるので、薬も出しておきましょう」と言われたのだが、何だかとってつけたような感じで、ひょっとすると老医も、「MMAK掃除」だけ、というのは医者としてあまりに情けないので、適当に症状をでっちあげたんではないか、とすら思った。実際、徹底的に煤払いをしたおかげで、私の耳の状態は現在すこぶる調子がいい。耳鳴りもなくなったし、めちゃくちゃクリアーなステレオサウンドが戻ってきたのであった……。
ええと、最後に弁明しておくと、私とて、風呂上がりに耳掃除ぐらいはしていたつもりなのですが、臆病なので、たしかにあまり奥まで突っ込んで掃除をするようなことはしていなかったような気はする。というわけで、あんまりやりすぎるとよくないそうですが、ある程度は奥まで掃除をするようにしましょう、みなさん……て、言い訳するほどどつぼにはまっていくような気もするので、やめよう。
追記:googleで「耳垢」で検索したら、ちゃんと「耳垢栓塞」という病名(らしいもの)があった!なんかちょっとほっとした。しかも、ぜひリンクをたどって内容を読んでいただきたいですが、人によってMMAKのたまる性質には違いがあり、ひどい場合は無理にとろうとせず医者にとってもらった方がいいとのことです。今回の私のとった措置は正しかったわけです!
現在の連敗記録 7(4. 25〜5.3) 今年も快進撃!
※これまでのあらすじ
新庄が居なくなった阪神なんて阪神じゃない!と誰もが思った。そして、それは事実だった。実は「阪神」とは新庄剛志の別名だったのだ。つまり、2001年、阪神は大リーグに移籍したのだった。かわりに大リーグからやってきたのがHANSHIN なるチーム。新しいチームなので、みんな聞いたことのない名前の選手ばかり。大リーグから来たわりにはどうもめちゃくちゃ弱そうだ。はたしてどうなることやら……。
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