2000/04/18 大学生の母親

 前言ったように、私はよく喫茶店に行くのですが、私にとって喫茶店のおもしろさの一つが、他人の会話なんですよね。もちろん、盗み聞きは趣味が悪いとは思うんですが、面白い会話はつい耳に入ってきてしまうんですよ。で、この間、また実に面白い会話を聞きました。大学生の息子を持っている母親二人の会話なんですが、これがなんともほほえましくて、思わずこっそりメモとっちゃいました(おいおい)。あまりに「ありがち」な話なんで、もう笑っちゃいそうでした。
「……昨日、あの子夜帰ってこなくて、私は11時半ごろ寝ちゃったんだけど、次の日朝まだ帰ってないのよ。主人が車がないって言ってこまっちゃって。」
「ほんと困るのよね。朝の4時とかに帰ってこられても、ドアがばたんとすれば起きちゃうし……そしたら寝られなくなっちゃうし……」
「あんなことしてたら病気になるわよね。」
「学校だって週に二日しかいってないのよ。ゼミの日だけ。それで学費はらってるの、ばかみたいになっちゃうわよ。前期だけで60万とかいって。もう期日ぎりぎりまで払ってやらないのよ。」
「ほんとに、私は買いたいものあっても我慢してるのに、なんだかんだとお金使って。」
「うちの子もパチンコで負けたとかいって……お父さんに言わないでくれって。お父さんに知られたら怒られるからだって。まったく……」
「うちの子は幸い、ギャンブルはしないわね」
「……就職活動はやってはいるんだけど、真剣さがないのよね。何であんなに人生たのしんじゃってんだろう。全然きびしさがない。」
「……それで、毎日インターネットばっかりやってんのよ。月30時間のコースなのに、それ越えてやっちゃうから、またお金がかかるじゃない。請求来てびっくりよ。」
「……12時ごろおきてきて、食べるでしょ。で2時間もしないうちに、昼ご飯は?ていうから、あんたさっき食べたじゃない、ていうと、あれは朝ごはんだ、だって……」
 私は、一人暮らしですし、この大学生とは状況も違いますが、でもなんか聞いてるうちに自分のことを言われているような気がして、すいません、といいたくなりました