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出口なお 著者: ジャン・ポール・サルトル著 伊吹 竹籤訳 本体価格: \2000 出版:珍文書院 サイズ:B6判 / 150p ISBN:4-123-4567-8 発行年月:2003.4 利用対象: 一般 発送可能時間 : 24時間以内 |
■内容説明 大本教教祖出口なおを実存的精神分析の手法で描くサルトルの未発表の評論。丹波福知山生れたなおは18歳で叔母の養女になるが叔母は自殺。極貧生活、長男の自殺未遂、二人の娘の発狂などを経て、1892年1月5日、心身の疲労が極限状況に達したなおは突然「われは艮の金神なるぞ。神はなおの体を社として借りたぞよ」と口走った。さらになおは「三千世界一度に開く梅の花、艮の金神の世になりたぞよ……艮の金神現われて、世の立替を致すぞよ」と世界の「大立替」を予言した。1894年金光教の布教師となり、のち独立して大本教を開く。1898年には上田喜三郎(出口王仁三郎)という協力者をえ、教義を体系化した。その後大本教は権力による2度にわたる激しい弾圧をうけながらも、反権力思想をかかげ、戦争反対を叫びつづけた。 |