DIARY
LAST UPDATE/ 2000/10/24
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●イ××入荷しました

2000/10/24
 先日山梨県甲府市のライブハウスALONEでライブをしました。例のごとく、ベーシスト三枝数也氏にはお世話になりました(彼は私の日記に登場したがっているという奇特な方なので、強調しておきました(^^;))。で、ライブをやる前に、I町というところにあるテナーサックス奏者Yさんのお宅におじゃまして、練習をしたのですが、Yさんの家の近所の商店に出ていた看板を見てびっくりしました。「イルカ入荷しました」……。何で山梨で、イルカ?しかも当たり前のことのように「入荷しました」(^^;)
 で、Yさんの家で、彼のお義父さん(奥さんの実家が近いので、いつも遊びにいらしているのです)にそのことをきいてみたところ、こんな反応が返ってきました。

「おう?イルカ食いたいだか?何だ、昨日来りゃああっただに。うまかったぞ。※注1

 え?そんなにしょっちゅう食べるんですか(^^;) どんな味ですか?

「(驚いた様子で)何だ、おまんとう、イルカ食ったこんないだか?!あんなうまいもんを食ったこんないだか。てっ!※注2

 うーん、恐るべし……山梨、いやI町(甲府ではそんな習慣はなかったと思う)。それにしても、グリーンピースに知られたら大変なことに……
 あ、そうそう味については、いろいろきいてみたところ、かなりにおいがきついそうです。それがたまらん、とのこと(^^;)。

※注1 訳:おや、イルカを食べたかったのかね?何だい、昨日来ればあったのに。美味しかったよ。
※注2 訳:何だい、君たちは、イルカを食べたことがないのかね?あんなに美味しいものを食べたことがないとはねえ。おやおや。

●観ました

2000/10/20
 「長メノ文」(旧エッセイノヤウナモノ)の方に、昨日「ヘンリー・ダーガーの作品をもっと見たい」と書いたばかりなんですが、なんと今日、本屋で『ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で』(ジョン・マクレガー著 作品社)を発見しました。今年の5月に出たもののようです。一種ブームになっていて、知らぬは私だけだったのでしょうか。この本にはかなりの量のカラー図版が載っていて、ダーガーの世界を堪能できます。即刻買おうとしたのですが、その本が少し傷んでいたので、注文することにしました。しかし、けっこう長い間立ち読み(立ち観?)してしまいました。物語の抄訳まで載っていました。

●日本手ぬぐい

2000/10/19
 うわー、一ヶ月ぐらいたってしまいました!しかもネタありません……というわけで、あるサイトに載せていただいた私の文章を逆輸入して載せることにしました。タイトルは「日本手ぬぐいについて」です。
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 今気がつきましたが、「日本」手ぬぐい、というぐらいだから、西洋手ぬぐい、というものもあって、それは要するに「タヲル」というやつですね。ひょっとすると。しかし、「手ぬぐい」といっただけでわれわれはどう考えてもタヲルではなくいわゆる日本手ぬぐいを思い浮かべるでしょうから、わざわざ「日本」手ぬぐい、という言い方をする、というのは変ですね。それはあたかも、タヲルといえば西洋のものに決まっているのに、わざわざ「ヨーロピアン・タヲル」というようなものではないですか
 想像するにこういうことでしょうか。タヲルという言い方が定着する前に、和風も洋風もひっくるめて「手ぬぐい」と呼ぶ時期があり、そのとき、洋風と区別するために「日本手ぬぐい」という言い方ができた。
 ところがそのごタヲルという言い方が出てきたので、「日本手ぬぐい−タヲル」という変な組み合わせになった、と。
 トイレの場合だと、「和式便所」「洋式便所」「和式トイレ」「洋式トイレ」全部あるような気がするのですが、手ぬぐいの場合、「西洋手ぬぐい」と「日本タオル」という言い方がない、というのはおもしろいですね。
 まてよ、「和風スパ」はあるが「和風うどん」はない……じゃ「洋風うどん」はスパゲッティー?あ、そうだ、「中華そば」というのがあるぞ。それに対して、「日本そば」という言い方……ありますね!

結論  ラーメン : 日本そば = タオル : 日本手ぬぐい


●転んで起きて……

2000/9/23
 昨日深夜、鶴瓶、今田耕二、東野幸司(字怪しい)の三人がゲストを呼んでトークする、という番組を何となく見ていました。昨日のゲストは松尾貴志(キッチュ)でした。その中で、鶴瓶が「七転び八起きということわざはおかしい」と言い始めました。彼の言い分は、「七回転んだら七回起きるやないか。そしたらもう起きてるのにもう一回どないして起きるんや」(※関西弁は怪しい)というようなものでした。つまり、一回転んで一回起きる、を「1転1起」と書くとすると、このようになってるわけです。

    1転1起、2転2起、3転3起……6転6起、7転7起

 そうすると、最後、もうすでに起きた状態であるので、そこからさらに起きるというのはおかしい。だから、「起き」がどうしても一回余ってしまうではないか、というわけです。
 それについて、松尾貴志がこのように説明してました。「人間というのは立ったまま生まれてはこない。必ず寝た状態で生まれてくるんです。だから、人生は起きることからはじまるわけです。というわけで、最初に生まれた時の「起きる」が付け加わるから、「七転び八起き」でいいんです。」先ほどの書き方でいけば、こうなっているというわけですね。

 1起、1転2起、2転3起、3転4起……6転7起、7転8起

 これを聞いて、出演者みんな感心し、なるほど〜さすがキッチュ、という感じになっていたのですが、私は、ん?ちょっと待てよ、と思ったのでした。というのも、キッチュは「生まれるときはみんな寝た状態で生まれてくる」ということから、最初「1起」からはじまる、と言っていたわけですが、それを言うなら、立ったまま死ぬ人はふつういないわけで、死ぬときだってみんな寝た状態で死ぬわけです。だから、「起」からはじまるなら、最後は「転」で終わるはずです。というわけで

 1起、1転2起、2転3起、3転4起……6転7起、7転8起、8転

となり、「八転び八起き」でないとおかしいことになります。この話を授業でしたら、「首吊り自殺なら立ったまま死ぬ」と物騒なことを言っている学生がいましたが(^^;)
 まあしかし、私の場合は「人生7転8倒」という感じです。

●♪国家的!(ドドドミ!のメロディーで)

2000/9/19
 いやー予想通り、日本も含めて、ナショナリズム、あちこちで大爆発ですね。しかし、みなさん気づいていないようですが、ナショナリズム、日本語に訳したらあーた「松下電工主義」ですよ。ナショナリストは、松下電工主義者。ナチスは、松下電工社会主義者労働者党。
 このネタはHくんからパクった…。

●神々ノ戦ヒ

2000/9/12
 プロ野球、つまんなくなりました……セ・リーグもパ・リーグも、もう試合結果を知りたいという気すら起こらなくなっています。
 先日長野県知事選挙に立候補した田中康夫ですが、彼が『噂の真相』誌上で連載中の日記「東京ペログリ日記」には、「ぺろぐり」をした日には「PG」という記号が書かれていて、オナニーをした日には「ON」と書かれています。つまり、「ON対決」とは、オナニー対決なわけですね。まさしくそうだなあ……。日本シリーズのことは、「ナベツネ読売オナニーシリーズ」と呼ぶことにしましょう。
 ところで、プロ野球選手の参加で問題になったオリンピックがもうすぐはじまります。こっちもあまり興味がないんですが、まあプロ野球よりはましかなあ……しかし、今思えば、ヤクルトは古田を出しておけばよかった……と思っているのではないでしょうか。パ・リーグの場合、西武なんかは松阪を出さなくちゃならないのは痛いでしょうが、下位チームの近鉄・中村やロッテ・黒木なんかは大手を振って参加できるわけで、ニュースで見たら、ここぞとばかりにはりきっているように見えました。
 というわけで考えたのですが、オリンピックに参加するプロ選手は、代表団が出発する時点で最下位であるチームから選ぶ、という風に決めておいたらどうでしょう。そうすれば、古田問題のようなものが起こりえなくなるわけですから、いいと思うんですがね。で、もしそうなれば、セ・リーグからは当然阪神の選手が大量に参加する、ということになるわけです。
 しかし、だったらいっそのこと、阪神タイガースをまるごと日本代表チームとして派遣するというのはどうでしょうか?その代わりペナントレースには参加できませんが、どうせ参加してても負けるんだから、不戦敗でいいですよ、全然。
 オリンピックといえば、オリュンポス……ギリシア神話の神々が集う……そう、神論の本場ではないですか!そうです。汎神タイガースにとってふさわしい戦いの場はオリンピックなのです。島国の中のちっぽけなペナントレースやらオナニーシリーズなんか、最初からどうでもいいんです。六甲山からオリュンポス山に、八百万の神を代表してなぐり込みです。サムライ・スピリットで突撃です。スタジアムにカミカゼ、いや阪神風を吹かせましょう。この風を別名六甲颪といいます。というわけで、見事金メダルを獲得した暁に流される「国歌」も、当然六甲颪で決まりです。どうでしょう、この際「国歌」を六甲颪に決めてしまっては?「君が代」よりも、勇ましくてよっぽど「国歌」としてふさわしいと思うんですけど。どうでしょう、「阪神の国」発言の森さん……
 このネタ引っ張りすぎですね……もうやめます(^^;)

●神は死んだ(byニーチェ)

2000/9/1
 阪神様はもうだめです。というか最初から死んでました……しかし、ということは例のチーム、あれは「巨人」ならぬ「超人」だった、ということでしょうか。読売スーパーメン?超人軍?なんか昔のアニメのタイトルみたい。そういえば今年はニーチェの没後100年じゃないですか。
 嗚呼、阪神も仏もいないのか……神なき世にはびこる巨人、いや超人、いうまでもなくこれはもうとうてい「人」ではありません。そう、悪魔……というわけで、もっといい名前を思いつきました。「巨悪」というのはどうでしょう。黄泉売巨悪軍、ということで。ああ、でもなんかこれでは力を認めてるみたいでしゃくだなあ……そうだ逆にしよう。「悪人」……これで、彼らのセコさが表現できます。読売悪人軍……セコいなあ。でも、そこに負けたのね、神様は(T-T)。
 「悪人なほもつて優勝を遂ぐ。いはんや阪神をや……」

●浮上

2000/8/30
 掲示板には書いたのですが、実はパソコンが壊れまして、で、その前は実家に帰っていたりして、これまたずい〜ぶんと間があいてしまいました。しかしあまりに休みすぎるとなんだか余計出ていきづらくなるもんでして、パソコンの復旧自体は終わっていたものの、日記(どこがじゃ)の更新は先延ばしになっていました。ネタはあるんですが・・・(そういうネタを考える前に勉強しろっつの>自分)。とりあえず今回は、勇気を出して顔を出してみました。
 そうそう、ついにモニター買ってしまいました。「中身はソニーと一緒(by秋葉原某電気店のにいちゃん)」の、ADI(確か台湾)社製17インチフラットCRTモニター、3万4千円也です。ほんとは液晶がよかったんだけど、まだまだ高いということで、見送りました。
 というわけで、ロシアの潜水艦はだめだったけど、私のパソコンは、海底から浮上することができました。いやー、色んな色があるって、いいですね!なんだか、まぶしい感じです。

●いつの間にか

2000/8/10
 火曜発売になっていた『週間アスキー』ですが(最初は木曜発売で、それがいつの間にか水曜発売になっていたような気がするのですが、気のせいでしょうか)前回から、久しぶりにこーのス氏のテストレポートがはじまりました。文体の疾走感はあいかわらずです。それにしても、こーのス氏、いしかわじゅんのおもりをさせて(されて?)おくのはもったいない。短くてもいいので、できれば毎回なんらか文章を書いて欲しいですね。
 完全に惰性と化している私の『週アス』購読ですが、最近楽しみにしているのは、「松井の辞典」ですかね。あとは、期待順でいくと(かっこ内は、「松井の辞典」を10とした期待度数)以下のような感じでしょうか(著者名とタイトルと混在してます)。

「電脳なをさん(10)」「大槻ケンヂ(8)」「青木光恵(7)」「カオスだもんね(6)」「トホホ会(6)」「とり・みき(5)」「餅月あんこ(5)」「ゲイツちゃん(5)」「唐沢俊一(4)」「泉麻人(2)(ひさうちのイラストは(7))」「物欲番長(1)」「だサル(1)」「西和彦の日記(-10)」

 人気があるらしいいしかわじゅんの「だサル」ですが、実は私は最近斜め読みです。唐沢俊一は、面白いといえば面白いんだけど、最近、彼の「スタンスがありそうでない」というスタンスにイライラするような気がします。かつては期待度上位にあったスタパ斉藤ですが、うーん、最近文章が普通すぎて、中身も普通の商品紹介みたいで……。
 と、えらそうに好き勝手いってますねー。しかも、分からない人にはまったく分からない話で、すいません。それにしても、パソコン雑誌なのに、パソコン関係の記事はほとんど読んでないなあ(^_^;)

●モニターだけじゃなく

2000/7/24
 最近色々なものが壊れてきてます。以前ここでも書いた電子レンジの扉もそのままだし、CDは、3枚に2枚は音飛びがする、という状態だし(だましだまし聴いてます)、ごく最近は、蛍光灯が壊れました。というか、スイッチ部分が壊れたんですね。いわゆるひもを引っ張るタイプのスイッチなのですが、そのひもに、何というか、引っかかりがなくなってしまいました。そんなに複雑な構造じゃないだろうから簡単に直るだろう、と思って、カバーをはずして中を見てみたのですが、意外とガードが堅くて、ひもの根本をいじることができないような構造になってました。というわけで、ワッカが二つあるうちの一つのワッカしか光っていない状態で固定されてしまいました。暗いです。で、消すときは、ワッカをソケットからはずす、という原始的な方法をとっています。熱いし、めんどくさいし、いやなんだけど、ああいう電灯て、けっこう高いんですよねー。困ってます。と、ここに書いたからといってどうなるというもんでもないのですが。
 ところで、リンクを更新しました。

●モニター

2000/7/17
 あいかわらず調子悪いのですが、そういえば、昔のテレビって、壊れたときたたいたりしてたなあ、と思い、やけくそでたたいてみました。すると、何とホントに直った!といっても完全に直った訳ではなく、しばらくするとまた海の底になっちゃうんですが、たたくと一時的に直ります。なんか、「パソコンのモニター」と「たたけば直る」というののギャップが笑えます。
 ところで、「ずるずる」と書いたとたんに横浜に勝ち越し。ハンシンファンは、いつものように「これだからハンシンファンはやめられまへんなあ」と言ってるようなイメージがあるんだけど、ほんとにそんなこと言っている人いるんだろうか?(^_^;)

●一年分一挙大公開!

2000/7/14
ある年の阪神日記
5月×日 いつものように「今年はいつもの阪神と違います」と言われた。
6月×日 いつものように「このままではいつものようにずるずると行ってしまいますね」と言われた。
7月×日 いつものように「いつものようにずるずると行」った。
終。
(来年につづく)

●判明

2000/7/12
 マツモトキヨシCMのママ問題ですが、やはりあれは男の子のママのようですね。「○○くん、ママの靴磨いてくれた?」のせりふの前に、ママは「あら○○ちゃん、いらっしゃい」と言っています。
 ところで、画面の色がおかしいのは、やはり、モニターがいかれているようです。昔5万円で買って今はほとんど使っていないノートパソコンをつないでみたのですが、同じ症状がおこります。つまり、モニターがおかしい、ということですね。まあ、もともとそんなにいいモニターではないし、ちょうど4年目ですからねえ……本体共々そろそろ換えどきなのでしょう。しかし、どうせモニター買うなら液晶がいいんだけど、だいぶ安くなったとはいえ高いしなあ……
 というわけで、今回は(も)内容がなくてすみません。

●海の底と怪物

2000/7/2
 最近、パソコンが調子悪い……いろんなところにガタが来てるんですが、特に、画面表示がひどい……モニターがおかしいのか、グラフィックボードがおかしいのか、原因は不明なのですが、色が変なのです。具体的には、RGBのR、つまり赤が出なくなります。というわけで、起動すると、画面が、青ぐらーい、ちょうど海の底みたいな感じになってしまうのですね(海の底が青いのは、波長の長い赤光から届かなくなるからだと聞いたことがありますが)。しかし、ずっとそうだというわけではなく、起動してからしばらくすると直るのです。ただ、その直るまでの時間はランダムで、いらいらします。何なんでしょうか……これ。
 ところで、浦沢直樹の『モンスター』14巻が出ましたね。しかし、この浦沢直樹という人は、絵はうまいしストーリーは重厚だし……逆にあまりに正当派すぎてものたりない、と批判(?)する人もいるぐらいですが。
 しかし、これたぶん誰か言ってると思いますが、主人公のDr.テンマって、鉄腕アトムの生みの親からとっているのではないでしょうか。確か、天馬博士ですよね、あれ。アトムもある意味では「怪物」なわけで、怪物を作ってしまった博士、ということで重なると思うのですが。大友克洋の『アキラ』が『鉄人28号』から「男」とか「金田」とか「28号」といった名前を本家取りしているのはわりと有名な話ですが、これもそれと同じパターンではないかと私は思っているのですが、どうでしょうか。

●激打!激打!

2000/6/27
 今日は町田のパソコンショップ(ソ○マップ)に行きました。もちづきアンコは居ませんでした(たぶん)。私は、商売柄、というほど商売してませんが、プリンターというものをよく使います。ところが、先日授業のプリントを印刷しようと思ったら、プリンタが動きません。困ったものです。というわけで、急遽、わざわざ電車代を出してパソコンショップに向かったというわけです。さて、私が使っているプリンタというのは、キャノンのBJC410Jというインクジェットプリンタで、もう結構古い型ということになるのかもしれません。で、これの不満なところは、カートリッジの値段が高い、という所です。定価だとモノクロで4000円、カラーだと5000円もします。しかも、そんなに保つ感じがしません。というわけで、私は、補充タイプのインクを買ってきて(これは純正品ではありませんが)同じカートリッジを繰り返し使っています。ところが、どうも今回はカートリッジそのものの寿命がやってきてしまったようです。キャノンのこのタイプのカートリッジというのは、単なるインクのタンクではなく、よく見ると小さな基板や電極のようなものが見えます。これが、どのような役割を果たしているのかわかりませんが(タンクの種類の判別?)消耗品のくせにこういうのがくっついているおかげで値段が高くなっているのだとしたらなんだか納得いきませんね。まあとにかく、その辺の電気的なところがインクの汚れなどでイカレてしまったら、いくらインクが残っていても動かなくなる、という不便なところがあります。
 というわけでやむをえず新しいカートリッジを買いました。しかし、1000円ぐらい値引きされていたので、まあ電車代を差し引いても損はなかったですが。
 ところで、ソ○マップ店内をうろうろして気づいたのですが、iMac人気、いまだに高いですね。最初のiMacが出てからもうずいぶんたつと思いますが、iMacのデモには多くの人が群がっていました。とくに、女性ですね。iMacは、各色が、丸いテーブルに並べてありましたが、それらを囲んでいるのは、ちょっとオシャレっぽいOLとか大学生風の若い女性ばかり。花に群がる蝶のような感じ、でしょうか。少し前屈みで、左手をテーブルに突き、右手でマウスを操作、右足のかかとをちょっとあげる。みんなそろってこんなポーズです。私は思わずこうつぶやきました。「うーん……iMacにはオシャレなギャルが群がり……」すると、ふと気がつくとどこからか妙な叫び声が……「アタタタタ!アタタタタ!」そしてそれにあわせてこんな音が……「カタカタカタカカタ…カタカタカタ……」音のする方を見た私は、こうつぶやきました。「うーむ……激打のデモにはむさ苦しい○○○がへばりつく……」

註:「もちづきアンコ」は、『週間アスキー』などで連載中の、漫画家?のような、パソコンライター?のような人(半疑問を文章化してみました)。町田在住のようです。
「激打」とは、パソコンの打鍵練習ソフト。『北斗の拳』のケンシロウが出てきて、ゲーム感覚でタイピングの練習ができる、らしい。

●い、痛いところを……

2000/6/23
 今日は、ある方から寄せられたこのような疑問にお答えしたいと思います。

>ところで "himanism" は、"himan" + "ism" で「肥満主義」とはならないのでしょうか?

 その通りでございます。あれは、暇主義であり、肥満主義なのでございます。暇だと間食をしてしまう―>間食をすると太る、というわけで、これでいいのでございます。
 また、"humanism"も、みなさんあれは "human"+"ism" だと思っていらっしゃるでしょうが、あれは、「飛雄馬主義」でもあるのでございます。みなさんご存じのスポ根イデオロギーでございます。ヨーロッパ近代は梶原一騎の呪縛から逃れられないのでございます。「n」は、語調を整えるために挟まっているのでございます。

●アメリカ進出、だそうです

2000/6/20
 今日授業でショッキングな出来事がありました……睡眠不足で、かなりキツイ状況だった、というのは言い訳にしかならないのですが、授業の最後に、いっこく堂の話をしようと思ったら、その名前が出てこない……で、しかたなく「えーと、あの、最近はやりの……」腹話術師、と言おうとしたのですが、ななななんと、ふ、腹話術師という言葉が出てこない(^_^;)さすがに、これをさらに「えーと、人形を使った……」と言い直す勇気はなく、時間いっぱいの状況だったので「……ま、いいや、この話は来週にします……」と言って終わりにしました(T.T)すげーなさけないです。授業終わりにしたとたんに両方思いだしましたが、ホントに、やばいかもしれません……(^_^;)

●いいなり連鎖

2000/6/14
 これは全国的にやっているわけではないと思うので見たことがない方も多いかもしれませんが、某ドラッグストア、マ○モトキヨシのCMについて考えてみました。正確なせりふではありませんが、再現するとこうなります(かっこ内は少女の独白)。

(1)
少年:「悪いね、いつも宿題やってもらっちゃって」
少女:「ううん」
少女の独白:(ワタシはいつもカレのいいなり)
(2)
ママ:「○○君、ママの靴磨いてくれた?」
少年:「あ、はいママ」
少女の独白:(カレはいつもママのいいなり)
(3)
少女:(ドラッグストア店内をスキップしながら)「でも、マ○モトキヨシはワタシのいいなり!」
(4)
ママ:(飼い犬に頬ずりしながら)「ぽちー!」
少女の独白:「ママはポチのいいなり」

 ママはどっちのママなのか、とかちょっと疑問もあるのですが、以上は、明らかに、(1)(2)(3)(4)でいわゆる「起・承・転・結」を構成していると思われます。ここで、「いいなり」の相関関係、というかヒエラルキー(これを「いいなり連鎖」と呼びましょう)を図にしてみるとこうなります(矢印は「いいなり関係」を示し、<― の左が右のいいなり)。

マ○モトキヨシ <― ワタシ <― カレ <― ママ <― ポチ

 つまり、このCMは、5つの項と4つの「いいなり関係」が登場し、この4つの「いいなり関係」のそれぞれに起承転結が対応している、ということになります。つまり、こうです。

         転      起     承     結
マ○モトキヨシ <― ワタシ <― カレ <― ママ <― ポチ

 これを更に分析すると、まず、「起・承」において、いいなり連鎖の中心に位置する3つの項が提示されています。これは、最低3つではないと具合が悪い。というのも、項が2つだと、それは単に「関係」を示すだけになってしまって、このいいなり関係が、食物連鎖のような「連鎖」であることが示されないわけです。「連鎖」とは、「関係の関係」であると言えましょうか。
 さて、こうやって連鎖が提示され、ワタシと同化した視聴者は、ワタシの上方に無限に続くかのように思われるいいなり連鎖を暗示されるのです。
 そうしておいて、「転」において、視聴者は、突然下方に目を転じさせられ、「実はワタシの下にもあるんです」ということが示されます。これが、最初の「オチ」を構成しているとも言えます。
 しかし、「転」において下方に目を転じさせられた視聴者は、「結」において、今度は逆に連鎖の底辺から一気に頂点へと目を転じさせられます。「実は一番偉いのはポチだ」というわけです。これが、第二の「オチ」です。その意味では、これはいわゆる二段オチであるとも言えます。二段オチの場合、第二のオチは第一のオチよりさらに落ちていなくてはならないわけですが、この場合、第一のオチはママからマ○モトキヨシまで下方に3段階飛んでいるのですが、第二のオチはそれを越えて、マ○モトキヨシからポチまで上方に4段階飛んでいるわけです。
 というわけで、このCMの項は、まさにこの数(5つ)より多くても少なくてもだめで、かつ、この順番に提示されなければならないのです。その意味では、よくできたCMであると言えます(別に回し者ではありませんが)。

●ロリコン

2000/6/11
 先日、ジャズの巨人、といっても〈耳の長い臆病な小型草食動物をシンボルとする東京の球団〉ではないですが、ソニー・ロリンズのコンサート、略してロリコンに行って参りました。もう70越えてるはずだけど、いやー、元気だった。ステージ上を所狭しと動き回りながら、長いソロをえんえんと続けるそのスタミナには、感服いたしました。
 しかし、ロリンズ本人の演奏は、よかったといえばよかったですが、あるいみですごい境地に達してしまっていて、もう笑うしかない、という感じもありました。落語のことはよく知りませんが、晩年の志ん生とか、絵で言えば晩年のピカソとか、垂れ流しが許されるだけの存在感を獲得したものの強み、とでもいいましょうか……。いや、けなしてるんじゃなくて、よかったんですけどね(^_^;)。しかし、ロリンズのサキコロ(註)も聴いたことがない人が、「ジャズで有名な人らしいから」と初めてあのコンサートでジャズを聴いて、「ジャズとはこういうものか」と思ったら……いや、別にいいんですが(^^ゞ
 ちょっと昨日のロリンズの演奏を言語に置き換えると、こんなかんじでしょうか。
「ぶに、ぶに、び、びびびび!…んぷ……ひょ……ぱひっ……ブオ〜〜〜!!!……っぴ…」
 ときどきくるブオ〜って音はすごかったですね。しかし、あとは、フレーズとしてはもうわけわかんないというか。しかし、そんな中たまに昔取った杵柄のモロ・バップフレーズが混ざったりするのがおかしかったです。言語に置き換えるとたとえばこうでしょうか。
「ぶり…ぺぺぺ、しばしば、ぶー……あんぽ、ふんさ〜い!……ぷひ、びきびき…」
 いや、単にむかし流行った言葉遣いという意味で、深い意味はないんですが。
 しかし、やはりサービスで、最後は「セント・トーマス」で終わってました。何千回も演奏してるんじゃないでしょうか。

註:ロリンズの代表作、「サキソフォン・コロッサス」の通称。冒頭の「セント・トーマス」という曲が特に有名です。なお、「巨人」と「ロリコン」のネタは「やまけん」さんから無断ではいしゃくしました。あしからず。

●スタバ再訪記

2000/06/01
 東京消防庁の「危険物安全週間」というポスターを見ました。何となく意味はわかるけど、なんか変じゃないですか?
 ところで、あんなにけなしたのに、性懲りもなくまたスタバに行ってしまいました……。そしたら、今度はジャズがかかってました。カントリー専門というわけでもないようです。相変わらず濃かったです。そして、気づきました。「こ、これは……この味は、私がいままで『コーヒーがまずい喫茶店』と認識していた店のコーヒーの味と同じではないか!」
 ということは、さすがにスタバがまずいというわけがないと思うので(しゃくだけど一応アメリカ全体の後ろ盾を認めておく)そうすると、いままで、「コーヒーマズいなあ、この店。何時間前に淹れたやつだよ」とか思っていた店は、マズい店だったのではなく、ああいう味にしようとしていたのですね……というか、ああいう味をうまいと感じる人がたくさんいる、ということなのですね……私は、煮詰まったコーヒーの味と、ああいう味との区別が付いていませんでした。つまり、自分の好みが偏狭なだけだったのに、いままで自分の好みに合わない味を、マズイと勝手に決めつけていたのでした。すいません。と、もうおわかりのように、私はコーヒーが好きといいながらかなりいい加減です。
 ところで、いくらなんでも、まさか、さすがに間違われないとは思いますが、「森さん偉い」という私の発言は、冗談ですので……いやー、こうやって言い訳してしまうところがだめなのかなあ……。

●森さんへ

2000/5/28
 最近のマスコミの論調を聞いていて、どうしても我慢ができないのでこの際言わせてもらいます。森首相、あなたは偉い。「日本は神の国」……その通りではないですか。正しいことを言っているのに、どうしてあのようにバッシングを受けなければならないのか。理解できません。
 しかし、森さん、たしかにあなたの言い方も悪かった。あれでは誤解を与えてしまう、というのも事実です。そこで、私が、この場を借りて、森さんが本当に言いたかったことを書かせていただきます。つまり、森さん、あなたが言いたかったのは、要するに、「日本は阪タイガースの国である」と、そういうことだったのですよね?そうはっきりと言えば、誤解を与えなかったのに、やはり巨人ファンに遠慮してしまったんでしょうか。たしかに、「日本は巨人の国ではない」とはっきり言ってしまっては、巨人ファンを傷つけることになってしまいます。しかし、実際は、いくら巨きいとはいっても「巨人」はしょせんですから、神の国である日本は、巨人の国であろうはずはないのですよね。とすると、森さんのあの表現は、相手を傷つけずに、かつ真実は曲げない、というまことに日本的な美徳から、慎重に選ばれた、絶妙の表現だった、ということになります。しかし、基本的にがさつな巨人ファンやマスコミは、その辺の微妙なニュアンスというのを理解する能力がないのです。そこを忘れていたのは、失敗だったかもしれませんね。
 考えてみれば、日本の神は、世界を創造した神、つまり世界から区別される神であるような、キリスト教的な神とはまったく違います。日本では、「一木一草に神が宿る」のです。ご飯粒にも七人の神様がいるのです。すべては神であり、神と世界は一つなのです。これを、阪神論 pantheism と言います。
 いやー、森さん、あなたは深い!

※「神タイガース」のアイデアは、気鋭のカントおよびヒューム研究者、都立大学大学院哲学専攻博士課程のDさんからいただきました。お礼を申し上げます。