DIARY
LAST UPDATE/ 2001/01/10
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●2001/1/10

あしまけて、おとでめうごまいざす。こしもと、よくろし!
 さて、正月は、実家(和歌山)に帰っておりました。いつも大晦日は祖母の家で、例年のように、「レッド・アンド・ホワイト・シンギング・バトル(?)」を見てしまいました。祖母は、今回は近所のおもちゃやの息子が出ているのだ、と言っていましたが、「誰?」と聞くと、誰か忘れた、ということで、結局誰だったのかわかりませんでした……。
 しかし、年毎に寒いムードが高まってますね。20世紀とともに終了という格好がつくので、今回は最終回の絶好の機会だったと思うのですが、まだ続けるんでしょうか。
 といいつつ、見ているうちに、「やだねったら、やだね」というフレーズがどうにも耳についてしまって、いやなのに、何かと言うと頭に浮かんできてしまい、そのことがまさに「やだねったら、やだね」という状態になってしまいましたが。
 ところで、そんな祖母の家が、正月早々ドロボーにあってしまいました。といっても、入られた家は、元住んでいた家で、10年以上前にすぐ近くの別の家に引っ越していらい空き家状態になっていました。結局、少し引っかき回されただけで何も盗られてはいなかったようです(というか盗るものがなかったのだと思います)。正月に、鍵が壊されているのを不審に思った叔父が中に入ってみると、部屋の中を引っかき回した後があって、さらに、土間に、発見したのだそうです……運固を。昔の泥棒は、盗んだ後に運固をしていくと捕まらないという迷信を信じていた、という話を聞いたことはありましたが、ほんとに実行する人が未だにいるとは……紅白なみに時代錯誤な泥棒さんであります。ひょっとして、赤塚フジオの漫画みたいに、ほっかむりを鼻の下で結んで、口のまわりにぐるっとヒゲが生えてて、地下足袋をはいてて、唐草模様の風呂敷を担いでいたのではないでしょうか。

●2000/12/30 今世紀最後の更新

 というわけで、今世紀最後の更新を無理矢理挙行しました。ハイチ・コーヒーとプロレスとボクシングをめぐるエッセイです。いささか長くなっています。
 といいつつ、実は、私はプロレスにほとんど興味がありません。世代的にはプロレスの黄金期を体験しているはずなのですが、最近のK1等も含めて、格闘技にはあまり興味がなかったのです。しかし、今回調べてみて(といっても数冊本を読んだだけで、大して調べてませんが)、猪木という人物には興味を引かれました。もちろん、非常に胡散臭いところも含めて、おもしろい人物であることは間違いないですね。エリートとして力道山に保護されていた馬場よりも、人間的な魅力はあるようです。馬場が巨人なら猪木は阪神、とたしか誰かが書いていました。おっと、素人がこんな知ったかぶりを書いてはいけませんね……というわけで、勘違いしている部分などあれば遠慮なくご指摘ください>格闘技ファンの方々。
 でわみなさん、よいお年を!そしてよい世紀をお迎え下さい!

※と、何気なく書きましたが、ほんとのこというと、「世紀」なんていうヨーロッパ人が勝手に作ったもの、別にどうだっていいのですがね……。一応エッセイと整合性をつけるために付け加えておきます。

●2000/12/25 散田上人

 「〜フリー」というのが「〜無し」という意味になるというのは、「〜からの自由」ということなのでしょうか。つまり、「砂糖抜き」は「砂糖からの自由」である、とか。ということは、砂糖入りのコーヒーは砂糖に縛られたコーヒーとでもいうのでしょうか。なんと大げさな。じゃあ「自由がない(不自由)」というのは「freedomfree」なのか。
 ところで、「sorry, Japanese only」について書いてあるページを探していたら、「火星植民地」というページを発見しました。これについての考察もおもしろいのですが、最近クリスマスについてのエッセイが発表されました。筆者が言うように、クリスマスが日本で定着しているといっても、日本人にとってクリスマスが本来もっているキリスト教的な意味合いはどうでもいいのであって、要は、「恋人たちの雰囲気が何となく良くなる日」とか「子供らがプレゼントをもらって喜ぶ日」というようなものが求められているだけなわけです。というわけで、筆者は、盂蘭盆(うらぼん)とか潅仏会(かんぶつえ)とかがクリスマス並の行事になって、恋人や子供にプレゼントを贈る風習ができたとしても、別におかしくはない、と指摘しています。
 確かにそうなのですが、クリスマスがここまで定着したのは、やはりクリスマスを彩る様々なキャラクターのおかげではないでしょうか。キリスト教に由来する行事は、復活祭や感謝祭など他にもありますが、それらが日本でほとんど定着していないのは、クリスマスと違って、赤い服(注)で白い髭のサンタ、トナカイ、そり、靴下、などの様々なインパクトのあるアイテムを欠いているからではないでしょうか。従って、盂蘭盆(うらぼん)とか潅仏会(かんぶつえ)がクリスマス並の行事になるためには、サンタクロースに匹敵する印象的なキャラクターがどうしても必要であると思われます。
 サンタも、要は「聖ニコラウス」という聖人なわけで、ということは一遍上人とか法然上人でもいいのかもしれませんが、今ひとつインパクトに欠けます。たとえば、「笠地蔵」というのはどうでしょうか。大晦日の夜、寝る前に子供が笠をかけたお地蔵さんの人形を枕元に置いておくわけです。そうすると、次の日の朝、子供は、俵にいっぱいつまったおもちゃを発見する、と。靴下よりいっぱい入るから、子供たちも大喜び(親はこまるけど)。
 うーん、しかし、俵に入ったおもちゃがコマや凧ならいいですが、ミニカー(古いか)やプレステのソフトでは、ちょっと合わないですね。ということは、結局、洋風であるということが重要なのかもしれません。ということは、共産主義ブームがやってきて、革命記念日には赤い服を着たレーニンおじさんがプレゼントを持ってきてくれる、という方が、仏教ブーム到来よりはあり得るのかもしれない。
(注)サンタの服が赤いというのが定着したのは、コカ・コーラのコマーシャルで赤い服を着せられて以来、という話ですね。

●2000/12/21 ご自由にお連なり下さい

 「リンクフリー」というのは、「和製英語」だそうです。英語で「〜free」というと「〜抜き」とか「〜無し」という意味になるそうで(たとえば「sugarfree」は「砂糖抜き」)「linkfree」だと、「リンク抜き」になってしまって意味が分からなくなる、のだそうです。こういうのはよく言われますね。ウェブページ全体を「ホームページ」というのも間違いだ、とか。しかしですね、「リンクフリー」て、カタカナである限り、和製「英語」というより、日本語なのではないでしょうか。別にいいんじゃないか、と私などは思うのですが。だいたい、そういうことを言うなら、日本語のかなりの部分は、「和製中国語」であるわけで。たとえば、「手紙」という言葉、中国ではトイレット・ペーパーの意味になるそうです(なるほどお)。また「愛人」は、配偶者という意味になるそうです。それに、「哲学」や「演説」など、西周や福沢諭吉が作った、日本人が作った漢語(まさしく和製中国語)もいくらでもあるわけです。しかし、そういう場合、「中国では通じないから使わないようにしよう」なんてこと言う人はいないわけで。
 ちょっと話はずれますが、よく「sorry, this page is Japanese only」などと書いてあったりしますが、あれ、変ですよね。なぜ英語話者にだけ謝る必要があるのでしょうか。英語のページには「sorry, English only」とは書いていないのにねえ。(と、いいつつ、実は私のページにもずーっとまえ一瞬そういうふうに書いてしまったことがあったりするのですが(^ ^;)ああ、恥ずかしい……)
 ところで、「過労死」という日本語、「カローシ」としてそのまま海外で使われたりしているようですね。でも、どこかの国では、この言葉の響きがいいということで、「バー・カローシ」なんてのがあったりするようです。しかし、別に「日本語として間違っとる!ケシカラン!」なんて思わないわけで(思う人もいるかもしれないけど)。おもしろいじゃないですか。というわけで(てあんまりつながってないけど)、「リンクフリー」だって、いいじゃないすかねえ。わかりやすいし。

●2000/12/17

  • 今世紀最後に足の裏にマジックで自分で「鰯」と書いた女/男
  • 今世紀最後にブルーベリージャムを海苔で巻いてナンプラーをかけて食べた女/男
  • 今世紀最後に「マッチョキロプリゲンバ」と13回言った女/男
  • 今世紀最後に右手で左足の親指をつかみ左手の人差し指を右の鼻の穴につっこんで「TOPIX東証株価指数」と叫びながら素っ裸で6回飛び跳ねた女/男

●2000/12/12

 今日は、今世紀最後の満月だそうです。しかし、こうなってくると、これからしばらくは「今世紀最後」の目白押し、ってことになります。今世紀最後のゲップ、はまだあるかな。今世紀最後に足がつった、はもうすんだのかな。しかし、こういうのは、「今世紀最後」とはいっても単に個人的にそうだ、というだけの話です。20世紀、世界で最後にゲップをした女/男、になるというのはなかなか至難の業だと言えます。確認もできないし。というわけで、「今世紀最後に脇毛を3本ぬいてライターで燃やした女/男」なんかだと、正真正銘の「今世紀最後」になれる可能性が比較的高いと思われます。お試しください。今世紀最初、かもしれないけど。
 ところで、川崎が残ってるので、今世紀最後のFA移籍、とはなりませんでしたが、新庄、メッツですか……うーむ、そう来ましたか。まあ、セの他チームに行くよりはファンは納得するかな。応援したいものです。しかし、大丈夫かな……。

●2000/12/4 大団円

 というわけで、連載回想録第3回です。一部で新庄問題解決と完結とどちらが早いか、と言われていましたが、一応完結編ということで。何人かの方が、ハードディスク逝去について心配してメールをくださったのですが、仕事関係のものなどは一応バックアップをとってあったので、大丈夫です。それにしても、仕事関係のデータって、ほとんどがテキストファイルですから、データの量としてはほんとに少ないんですよね。フロッピーで数枚、てとこかもしれない。そう考えると、10ギガのHDってそもそも何のためにあるのか、むなしくなります。
 ただ、3年分ぐらいのメールが消えたのはやはりちょっとショックでした。日記を付けない私ですが、昔のメールって、自分が書いたものも含めて、たまに読むとそのころのことが思い出されて懐かしかったりしたものです。しかし、逆に言うと、過去を清算するいい機会だったような気がします。なんかもやもやしていやーな時代だった助手時代のことはすっきり忘れて、新たな気持ちで明日に向かって……うーん、やっぱり無理だ……でもまあ、ある意味で身軽になってすっきりした気がしているのは確かです。
 さて、で、その後どうなったかというと、うちのパソコン、最近調子いいんですよ。これがまた。いやー、パソコンは調子がいいのに限る。魚はいきがいいのに限る。最近木曜日は近所の回るお寿司やさんによく行くようになりました。なぜなら普段160円のものが100円になるから。せこい……しかも160円をしゅうちゅうして食べます。せこい……
 で、なぜパソコンが調子がいいかというと、それは、粗大ゴミ寸前だった旧マシン(ゲートウエイ)を復活して使っているからです……つまり、ニューマシンにかけた4万円と、フリーズに苦しんだこの2ヶ月半は、いったい何だったんだー!!!(泣く)……というオチだったんですね。すいません、引っ張っておいてこんなにつまんないオチで。
 といっても、CPUのスピードは5分の1ですから、さすがに遅く感じます。しかし、そうは言っても使えないことはないし、なにしろ全く凍らないというのは、ほんとに精神衛生上違いますね。いや、いかん、こんなことで喜んでいては……べつにニューマシンをあきらめたわけではないのです。今は臨時に古いのを使っているだけで、いずれ、何が不調の原因か突き止めて、ニューマシンを完成させようと思っているのですが……ほんとに。

●2000/11/28 というわけでつづき

 パーツを買ったのは、領収書の日付を見ると9月3日になっています。もう3ヶ月近く前です。ではなぜその一大イベントについての記述がこの日記に全くないのか。もちろん、当初は、日記で大々的に自作機完成を発表しようと思って、デジカメで組み立て風景を撮影したりしていたのです。いまから思えば馬鹿みたい。つまり、うきうき気分は組立が終わった瞬間で終わったのです。ハードディスクをつなぎ変えて、BIOSを設定して、起動すればいい。簡単でした。起動しました。おー、速い。速い。意外と簡単だったなー、なんて、思っていたんですが、インターネットにも順調につながって、あちこちのページをとりあえずうろうろしていたときです。ふっ……という感じでマウスのポインタの動きが止まりました。フリーズ、ですね。そして、それが、最初のフリーズだったのです……そのあと続いた、何百回というフリーズ地獄の。 フリーズといっても、ウインドウズユーザーにはおなじみの再起動キー、Ctrl+Alt+Delも、まったく受け付けません。まあ、最初はそれほど心配もしていなくて、OSの再インストールでもすれば直るだろう、なんて思っていました。しかし、OS(ウイン98)を再インストールしても、フリーズを繰り返すのです。しかも、半端ではない頻度で、です。そうですね……大げさではなく、だいたい5分に一回、という感じでしょうか。とにかく、いろいろ設定を変えたりしながら、OSの再インストールを繰り返したのですが、そのうち、インストール自体ができなくなってきました(インストールの途中で凍る!)。もうパニックです。そのころ、友人に出したメールを引用します。混乱してます。
Date: Mon, 11 Sep 2000 02:44:18 +0900 (JST)
Subject: 返信:Re: 返信: ども、かえってま
もう、なにがなんやらわかりまへん・・・現在の状況はこうです。あの後、10GのHDにウインドウズをインストールしたのですが〔…中略…〕インストールがなぜか途中で止まってしまうのですね。画面が真っ暗になって動かなくなります(正確に言うと画面上部に白い点が二つ現れる?)しかし、とにかく再起動をかけると、safemodeにはなるものの一応インストールはできました。〔…中略…〕その後は、わりと調子よく、突然ハングアップという以前の症状はうそのように消えていました。〔…中略…〕ところが突然昨日の夜になって、CDROMをまったく読まなくなったのです。〔…中略…〕途方にくれていると、何度目かの再起動のあと、突然画面が真っ青になって、次のようなメッセージがでました。これ、ほとんど私にはわかりません・・・メモしたので書きます。--------マルチファンクションデバイス(スタンダードPCI IDEコントローラ)には32ビットドライバを使っている子デバイスと、互換モードドライバを使っている子デバイスがあります.この設定はサポートされていませんので、エラー回避のためにコンピュータは停止しています.〔…中略…〕-----------というわけで、こまった私ができることといえばもう一回フォーマット,インストールを繰り返すことぐらいしかないので(何回目だろう・・・)やってみたところ、インストールは同じところでとまり、やはりCDROMが読めなくなってしまいました。〔…中略…〕いま、途方にくれているところです・・・私のない頭では、ここが限界です。もう私にできることはありません・・・なにかアドバイスをください・・・ひょっとするとマザーボードがいかれているんでしょうか・・・ちなみにこれはモバギです.
 そうこうしているうちに、極めつけの悪夢のような出来事が。ハードディスク……ハードディスクが、ああ、逝ってしまったのです。何回目かのインストール失敗の時、なぜかハードディスクの中身がすべて吹っ飛んでしまったのでした。もう頭の中は真っ白です。この直後はメールを出す気力さえなくなっていたのですが、しばらくしてもう退廃的な気分になっているときのメールです。
Date: Thu, 14 Sep 2000 00:37:36 +0900
Subject: 人生に墜ちを付ける
〔……〕ところで、パソコン不調のためいじり回していたら、ハードディスクの中身が吹っ飛びまして、過去3年間ぐらいのメールボックスの中身がなくなりました。もちろんバックアップなんてありません。一瞬、パソコンに向かっていた何千時間もの時間が無に帰したような気がして気が遠くなりましたが、意外と早く立ち直りました。もともと人生なんてそんなもんです。ハードディスク並に簡単に消えてしまうんです。……そうなんだろうか……(^^;)
 というわけで、続きはまた……てまだひっぱるかあー!

●2000/11/26 今あかされる真実

 8月30日の日記で、新しいモニターを買った、という話を書きました。その後、パソコンの話題も全然書いていなかったのですが、実はこの間、私はパソコン的に実に大変な目にあっていた(というか自業自得なんですが)のでした。というのも、モニターを買った直後、なんと(ていうほどでもないですが)私は「自作パソコン」というのに挑戦していたのです。自作の大先輩の友人について来てもらい、秋葉原で、さまざまなパーツを買いました。CPUはセレロンの633MHZです。今までがただのペンティアムの120MHZですから、もう文明開化なんてもんじゃありません。ハードディスクやCD-Rなどは既存のものを使うことにしたので、その他、マザーボード、メモリ、ビデオカード、筐体などを買っても、総額4万円ぐらいの低価格でした。
 うきうきしながら組立をし、組立そのものは半日で終わりました。ところが……
 といいつつこの続きは事情により次回に。そんな引っ張る話では全然ないのですが、すいません。

●2000/11/19

 そういえば最近、某球団の話題を書いてませんでした。最後にそれ関係の話題を書いたのは……えーと、9月12日ですね。まだシーズン中でした。まあその後のあれは、あれでして……みなさんご存じの通りです。一回、「最下位との再会」というネタで書こうと思ったのですが、あまりにくだらないのでやめました。どんなのかというと……
「やあ、また会えたね。毎年毎年必ず訪ねてきてくれる君の友情にはほんとに感謝してるよ。でも、どうだろう、毎年僕だけが君を独占しているってのは、悪いような気がするんだよね。他のみんなも、ひょっとして焼き餅焼いてるんじゃないかな、なんてね。で、どうかな、そろそろ、他のみんなのところにも、遊びに行ってみるのもいいんじゃないかな、なんて思うわけ。いや、君が僕を慕ってくれてるっていうのはよくわかるしさ、それは有り難いんだけど、ここらでちょっと環境を変えてみるってのもさ、君にとってもいいんじゃないかなっていう感じなのよ。東京なんてどう?いいよー。都会だよー。そうそう、読売くんとこなんてどう?ドームもあるし。快適だと思うよ。え?読売くんには嫌われてるって?いやいや、そう思うかもしれないけど、彼はさ、ほら、子供だから、つい君に対してああいう態度とっちゃうんだけどさ、ほんとは、あれで結構君のこと好きなんだよ。ほんとだよ。いや、むしろ君のことを愛してると言ってもいいな。君が来てくれるのをずーっと待ってるんだと思うよ。だからさ、行ってあげなよ。はやく!…(行けよコラ!もう戻ってくんな)…え?いや、なんでもない。…え?なんでそういう冷たいことを言うんだって?…いや、そういうことじゃなくてさ…」
って、結局書いちゃいました。だからくだらない、って言ったのに。
 というわけで、今日書こうと思っていた話題は、ドラフトの話題です。阪神ドラ1の太陽君もなかなか名前がいいですが、ドラ2の伊達選手。プリンスホテルです。プリンス新庄が去って(まだ決まったわけではありませんが)、プリンスホテルがやってきた、ということでしょうか。そして、坪井、カツノリに続く「父子鷹」だそうです(父泰司さんは72年ドラフト1位でロッテに入団しその後ヤクルトに移籍した外野手とのこと)。ところで、「大阪日刊スポーツ・なにわWEB」によりますと、彼は
「法大時代は文学部哲学科に所属。「プラトンやソクラテスの弁明のゼミに入っていた」思想家の一面もある。そして現在は、ホテルフロントで活躍中のホテルマン…。この異色の25歳こそが、虎を変えてくれる。」
 とのことです。……思想家ですか。実にたのもしい。しかし、記者が間違えたのだと思いたいですが、「プラトンやソクラテスの弁明のゼミに入っていた」というのは……『ソクラテスの弁明』はプラトンの著作なので、「プラトンの『ソクラテスの弁明』のゼミ」ならわかるんですが。

●2000/11/15

 先日、こんな電話がありました。

 :「もしもし」

女性:「(高圧的なトーンで)もしもし、こちら、○○駅前で営業しております△△でございますが、ご主人様でいらっしゃいますか?」

 :「……あ、はい……(しかし考えてみれば「ご主人様」てすごい表現だ)

女性:「エアコンの清掃は、もうお済みですか?」

 :「(あー、そういう勧誘か……)あ、自分でやってますからいいで…」

女性:「(割り込んできて)それはプロですか、プロがやってますか?」

 :「い、いや、お金かけるほどでもないと思ってますので(必死の断りモード)

女性:「おひとり暮らしですか?」

 :「ええ……」

女性:「お布団の清掃などはどうなさっていますか?」

 :「…あ……え……」

女性:「お金かけるほどでもないですか。ああそうですか。大変失礼しましたッ!(ガチャ!)」

:「………」

……怖かった……あんな高圧的なセールス電話、初めてでした。しかし、「お金かけるほどでもない」というのは考えてみれば間抜けなせりふでした。その表現が気にさわったのでしょうか……ど、どうもすみませんでしたあ……(- -;)

●2000/11/13

 11月11日はポッキープリッツの日でしたが、それと同時に、私はなぜか三十ウン歳になっていました。さらに、それと同時に、風邪もひいてしまいました。今年のはじめにひどいのをひいて、それ以来引いてなかったので、油断してました。まあ今のところ大したことはないのですが。
 ところで、最近NHKで深夜、「NHKアーカイブス」として、かつて放送されたNHKの番組の再放送を定期的に行っているようなのですが、以前ここの掲示板で、その一環として放送された30年前の「新日本紀行」の話題が出ていました。でらさんによると、すごい斬新な映像だ、ということでしたが、私は残念ながら見逃してしまいました。ところが、今夜、たまたま、「NHKアーカイブス」で放送された「人間列島『18歳男子』」というのを見たのですが、びっくりしました。これも、1971年放映で、30年前の白黒のものなのですが、ほんとにすごい。あまりにかっこいい……。先日、「少年ドラマシリーズ」の話を書きましたが、昔のNHKは本当に前衛的だったんですねえ。恐るべし……昔のNHK……

●2000/11/10 アルジャーノンに IT を

 11月10日付の夕刊誌「日刊ゲンダイ」に、すごい記事をみつけました。「『ITボケ』サラリーマンが急増中」ということで、パソコンやワープロ、携帯電話などのIT機器を使っていると、情報が簡単に手に入るので脳の働きが低下し、ボケ症状が進み、ついには廃人同様になってしまう、ということです。なんとも恐ろしい話です。パソコンやワープロを使っていて漢字を忘れてしまう、というのが、「ITボケ」の初期症状らしいです。怖いですね。まさか、と思うでしょうが、ちゃんとした偉いお医者さんがおっしゃっているんだから、本当のことでしょう。そのお医者さんとは、○○臨床医学研究所付属△△病院院長のT先生です(記事では実名になっていますが、ちょっと恥ずかしいので仮名にさせていただきました)。T先生はこうおっしゃっています。
ITに頼る生活を続けていると知らないうちに0か1のデジタル思考になってしまい、さまざまな要素が複雑にからんでいる現実に対する受容力や忍耐力がなくなる。それですぐにキレたり、ルールを無視して手っ取り早く片づけようとするのです。そして次には喜怒哀楽の感情が失われていき、最後には生きる意欲すらなくなりかねません。この状態で3年以上ほうっておくと、歩く、話すといった人間の基本的行為に支障を来すことにもなりかねません。
 いやー、怖いですねー!とくに、「知らないうちに0か1のデジタル思考になってしまう」というところが怖い。なんかよくわかりませんが、どうも複雑なものが扱えなくなる、ということらしいので、頭が単純になるということでしょうか。「コーヒーにする?紅茶にする?それともファミリーナにする?」とか言うコマーシャルが昔ありましたが、デジタル思考になってしまった人は、こんなことを言われたら大変なことになってしまうのかもしれません。「ジー、ガチャ、ガチャ……コーヒー = 0 ……コウチャ = 1 ……ファミリーナ =? …?…ファミリーナ =?…ガチャ、ガチャ……キッシャー!!!○+△@¥*(「ゲイツちゃん」風に)」おお、怖い、怖い……。それから、「3年以上ほうっておくと」というのがまたすごい。その、「3年」という数字はいったいどこから来たのだろうか、なんて思うのはあさはかな素人考えなんでしょうね。おそらく、院長先生の膨大な医学的知識と、長い経験からはじき出された、数字なのでしょう。いや、これだけ断言なさっているのだがら、実験結果を踏まえた数字なのかもしれません。しかし、こんな恐ろしい結果になるかどうかを人間で実験するというのは、人道上問題がありますから、やはり動物実験でしょうね。ネズミにパソコン、ワープロ、携帯電話を使わせ続けて、3年以上観察したとか。しかし、パソコンが使えるネズミ、ていうのはそれだけですごい。まずそのネズミの存在を学会で発表なさってはいかがでしょうか。

●2000/11/9

 テレビドラマというのはほとんど観ないのですが、最近、NHKで火曜夜11時からやっている「深く潜れ―八犬伝2001」というのを観ています。たまたま第一回を観て引き込まれました。そのとき知人に書いたメールを引用します。
 おとといの夜、NHKのドラマをつい見てしまいました。「深く潜れ―八犬伝2001」とかいうSFぽい話で、鈴木あみが主演、競演がテリー伊藤とか、千原兄弟とか、異色の顔ぶれです。予告を見てちょっと興味をもっていたのですが、雰囲気が、私の世代にはたまらなく懐かしい、NHKの少年ドラマシリーズなんですよね。「タイムトラベラー」など、筒井康隆や、光瀬龍とかのSFをドラマ化した少年ドラマシリーズを見た、というのは、今思えばかなり重要な体験だったように思います。といいつつそれほどSFマニアにはならなかったのですが。
 鈴木あみが、意外といいなあ、と思いました。少なくとも歌よりは芝居はましだと思います。(同じ表情しかできない、という説もありますが)。
 その後、軍艦島(たぶん)のロケのシーンが続く2回以降はちょっと中だるみな感じがしましたが、先週あたりからまたおもしろくなってきた感じです。10回シリーズなのであと4回で終わりなのですが。などと思っていたら、これまた普段は読まない「週刊スパ」を立ち読みしたら、このドラマに出ている小西真奈美(彼女もなかなかいいんですよね)の記事に、中森明夫が、私と同じようなことを書いていました。やっぱり、あれを観て「少年ドラマシリーズ」を思い出した30代の人間は多いのではないでしょうか。このドラマの制作者が、私と同じく、そうした「NHKドラマ特有のあの"放課後の前衛性"(中森明夫)」の影響を受けた世代なのかもしれません。
 それから、「八犬伝」というと、やはりNHKで昔夕方やっていた、辻村ジュサブロー作の人形を使った人形劇「新八犬伝」(だったかな)が思い出されますね。