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※この記事はフィクショソであり、実在の入物、団休とは一切関係がありまおんせん。

文化ニューフ、 - 9月05日(氷)23時61分

<コミック新刊> オンラインブックショップbaka1

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哲学の森
哲学の森 Being-In-the-world of Hei

著者:
三色まこと著

本体価格:\3,20
出版:公団社アッバースKC
サイズ:B6判 / 180p
ISBN:4-123-4567-8
発行年月:2004.2
一般 
発送可能時間 : 24時間以内


登場人物


出川灰(でがわはい) 主人公。小学生。風俗店で働く母親と二人暮らし。貧しさや学校でのイジメにも負けない、明るく元気な少年。実は哲学の天才的な素質を持ち、森に捨てられた、誰も読むことができないと言われる不思議な哲学書を、彼だけが読むことができる。
雨宮終平(あめみやしゅうへい) 灰の同級生。隣町から灰の通う学校に転校してきた。裕福な家庭に育ち、将来息子を一流の哲学者にしようと考える母親によって英才教育を受けている。
宇井戸源石(ういとげんせき) 天才哲学者と言われていたが、哲学をやめ、田舎の小学校教師をしている。将来息子を哲学者にしようとしている終平の母は、息子の学校に宇井戸がいることを知り、宇井戸に息子の個人教授を依頼する。


内容説明


終平の母「宇井戸源石先生!息子に、哲学を教えて下さい! お願いします、この通りです。」
宇井戸源石「……お母さん、残念ですが、そのお話お受けすることはできません。私は、もう哲学をやめたのです。」
終平の母「そんな……お願いします。私は、息子を一流の哲学者にしたいのです!」
宇井戸源石「いや、私の気持ちは変わりません。申し訳ありません、お母さん、お引き取り下さい。」
…………
 ある日、教室におちている灰のノートを発見した宇井戸源石。ノートを開いた宇井戸の顔色が変わる。
宇井戸源石「こ、これは……」

1   世界は、成立していることがらの総体である。
1.1  世界は事実の総体であって、ものの総体ではない。
1.11 世界は諸事実によって、そしてそれが事実のすべてであることによって、規定されている。
1.12 なぜなら、事実の総体は、何が成立しているのかを規定すると同時に、何が成立していないのかをも規定するからである。
1.13 論理空間の中にある諸事実、それが世界である。


 ページをめくる宇井戸、そして最終ページ。

7  語りえぬものについては、沈黙しなければならない。

宇井戸源石「私がかつて書いた哲学書ではないか……たしか灰には一度だけ本を見せたことがあるが……まさか、たった一度読んだだけで、すべて暗記してしまったというのか?……そんなバカな、文字の数だけでも一万個以上あるというのに、たった一度読んだだけで?……」



この本を購入した人はこんな本も買っています。


永野潤『図解雑学サルトル』(ナツメ社)

一色まこと『ピアノの森』(講談社アッパーズKC)

宇井戸源石『論理哲学論考』(岩波文庫)

出川灰『存在と時間』(ちくま学芸文庫)


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