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『ゲーム脳』脳の恐怖(生活犬新書 036) 著者: 沖アリモ 本体価格: \693(本体: \660) 出版:日本ひきこもり出版協会 サイズ:新書 / 196p ISBN:4-123-4567-8 発行年月:2004.10 利用対象: 一般 発送可能時間 : 24時間以内 |
■内容説明 『ゲーム脳の恐怖』が人間の脳に与える影響を、脳の前の部分である前頭前野の脳波を測定、解析することで明らかにしていったのが本書。トンデモ脳科学本の影響を目に見える形で表した、初めての試みである。 脳の前頭前野とは、意欲や判断力、情動抑制など、人間らしさを保つために重要な働きをしている部分。この部分が活性化したときに現れるのが、β波と呼ばれる脳波である。脳科学学者の著者は簡易型の脳波計を開発し、『ゲーム脳の恐怖』を読んでいるときの脳波の動きを記録することに成功した。それによると、本を読み始めてすぐにβ波が激減していく様子がよくわかる。β波が減っている状態というのは、痴呆者の脳波とそっくりな状態だそうだ。つまり、『ゲーム脳の恐怖』の読書に熱中している人の脳は、痴呆者の脳と同じく、まったく活性化していないということになる。 著者は被験者を、トンデモ脳科学本に親しんでいる「『ゲーム脳』脳」型人間から、まったく読書をしたことがない「ノーマル脳」型人間、そしてそれぞれの中間タイプの4つに分けてその脳波を調査しているが、「『ゲーム脳』脳」は、読書をしていないときでも働きが鈍くなっていることが一目瞭然である。脳科学本の読書にはまっている大人でも、この脳波データを見たら、怖がって読書をやめようとすると著者は言う。 大人と脳科学との関係に悩んでいる人はもちろん、脳科学者自身もこのデータから「『ゲーム脳』脳の恐怖」を実感してほしいものだ。 ■出版社/著者からの内容紹介 『ゲーム脳の恐怖』が脳を壊す! 脳波データの解析で、その恐ろしさがあきらかに。 『ゲーム脳の恐怖』は、大人の心や体をだめにするのでは?と心配しているお子さん方。そう、あなたの心配は的中です。このまま放っておいては大変なことになります! 脳科学学者の著者が、目に見えるデータとして、『ゲーム脳の恐怖』の読書中の脳の状態をとらえました。『ゲーム脳の恐怖』を読んでいるときには、驚くほど、脳−−前頭前野の機能が落ち、恐ろしいことに、やがて読書をしていないときにも、働きが悪くなっていきます。 「『ゲーム脳』脳人間」になってしまうのです。前頭前野は、創造力や理性、激情の抑制などを司っていて、人間を人間らしくしているところです。そこが働かないとなると……。 すぐに手をうたなくてはなりません。ヒントはこの本に書いてあります。今日からぜひ始めてください。『ゲーム脳の恐怖』を閉じて。 出版界に蔓延する脳科学本。これまでその影響を明確に捉えることができなかったが、ついに脳波の計測に成功。その恐ろしい結果には驚くばかり!これ以上、大人達の脳を壊してはならない! ■出版社からのコメント 編集者より 『ゲーム脳の恐怖』に熱中するお父さん、お母さんをお持ちのお子さん達!大人たちを心から納得させて、自分でやめるようにさせることが、大切です。そのための、大人でも理解できる『ゲーム脳の恐怖』読書中の脳波のデータを掲載しています。いっしょにこの本を読んでください。そして、ゲームをすることで感性を鍛えること、親子・友人との触れ合いとコミュニケーションが、ねじ曲がってしまった大人の脳にとってどんなに大切なことか、話し合ってください。 ■参考 Wikipedia「ゲーム脳」 斎藤環氏に聞く ゲーム脳の恐怖 |