■ 2003/08/03

 某多摩○ンター駅前でストリートセッションをしました。サックス、キーボード(ヤマハのおもちゃぽいキーボード)、ベース、ドラム、の編成です。暑いから夕方からやったのですが(それでも暑かった)それにしても……ぜんぜん、まったく人が集まらない! ちょうどその日は夏祭りで、櫓が組まれて盆踊りが行われ、屋台も出ていたので、人はそれなりに一杯いたのです。しかし、我々は、駅から祭会場へ行く途中の通路、会場から数十メートルしか離れていないところにいたのに、人々はみごとに素通りしていきます。浴衣ギャルも、こどもも、おじちゃんも、おばちゃんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、みごとに、見向きもせずに、通過、です……。自分で言うのもなんですが、かなりいい演奏はしていたと思います。おもちゃキーボードも、エレピの音にしたら、いい具合にひずんで、意外とかっこいいローズっぽい音になっていました。MDで録音した自分の演奏を後で聴いたのですが……「うーん、うまい」<かなり恥ずかしい自己陶酔の世界。しかし、とにかく、人は素通り。もちろんたまに聴いてくれる人もいましたが、数時間やって、立ち止まってくれた人は、そうですね、数人ですね。
 多摩○ンター駅前(でもどこの駅前でも)で、ゆず野郎どもが歌っているのをしょっちゅう見かけますが、そいつらの周りには、必ず、ギャルギャル(@常岡浩介)が群がっています。どういうことでしょうか。

■ 2003/08/04

 ひたすら採点をしています。というか、授業中にやった出席代わりの小テストの採点を放置していたものが大量にあるので、とりあえずそれをやっています。履修者名簿をOCRでエクセルに取り入れて、そこに直接点数を打ち込んでいるのですが、とにかくいくらやっても終わらない……。150人×2クラス×十数回なのですが、一クラス分の150人を打ち込むのにまる一時間かかってしまいます。
 夕方から、乞田川ぞいを自転車で走って10分ほどの聖○桜ヶ丘へ向かいました。途中、川岸にカワセミを発見!しかも、そのそばには二羽の超かわいいヒナを連れたカルガモ親子!と、こんな時にかぎってカメラを置いてきた!あわてて取りに戻ったのですが、現場に戻ってみると、カワセミも親子もどっちもすでにいない。がっかり。聖○桜ヶ丘のミスド、フレッシュネスバーガーなどを渡り歩き、モバイルギアでひたすら作業をしました。どうやら明日花火大会があるらしい、という情報を入手。明日来てみようかな、などと思う。
 さて、聖○からかえって、今度は永○のファミレスで作業作。で、とりあえず一段落したので終了・保存して帰ろう、と思ったのですが、なんと!「保存先ディスク(私の場合フラッシュメモリー)の容量が一杯で保存できません。空き容量を作ってから保存して下さい(OKボタン)」と出るではありませんか。ぜひ……ぜひ、空き容量を作ってから保存したい……切なる願いをこめてOKボタンを押したのですが……そのまま終了しました。一時間の作業が無駄となりました。・・(ノД`)・・
 失意の中ファミレスから帰ってきたところ、風邪は治ったはずなのに、なんか調子が悪いので、念のため熱をはかってみたら、微熱があります。失意のうちにネットサーフィンをし、明け方寝ました。

■ 2003/08/05

 フラッシュカード(正確に言うと、コンパクトフラッシュ+PCカードアダプター。その方が安いような気がする)に空き容量を作って、再びひたすら作業。で、夜は、花火大会に向かいました。広角レンズを初使用して写真でも撮ってみるか、と三脚とカメラをもって、今日は自転車置き場が使えない、というので、歩いて向かいました。が、厚い雲がたれこめておよそ夏らしくない天気。花火という雰囲気ではありません。聖○桜ヶ丘駅前あたりは浴衣のギャルギャルなどでごったがえしていました。が、花火開始時刻までまだ時間があったのでミスドで採点作業(ちょっと顰蹙だったでしょうか)。あ、そういえばミスドで、彼女と待ち合わせの知り合いとばったり会いました。しばらくして彼女と去っていきました。浴衣ではありませんでした(どうでもいいですけど)。ミスドも混んできたので、店を出て、本屋で時間をつぶし、そろそろ花火開始時刻なので外に出てみました。しょぼしょぼ雨が降っていたのですが、花火は強行されたもようです。人がいっぱいいるところは避け、ちょっと遠いけどそれなりに見える場所を確保。近隣の飲食店が店先でビールとかつまみを売ってるので、発泡酒とフランクフルトを購入。三脚にカメラセット。準備万端。と思ったら、花火がやみました。中断かな?と思って、再開を待ちながらビールでも飲むか、と思ったら、一口ぐらいしか飲んでないビールの缶、倒れてましたΣ(゜□゜; まあいいや、と思ってフランクフルトを食べていたのですが、いつまでたっても花火再開しません。まだ一枚も写真とってないんですけど。だんだん雨が強くなってきます。……これは、中止だな、と諦めて、かなりむなしい気分で、帰途につきました。が、雨はさらに激しくなって、カサはさしていたんですが、靴とかズボンはびちょびちょです。上半身は暑くて汗で濡れてくるし、最悪でした。途中、消防車やパトカーと何度もすれ違いました。この雨で火事かな?と思っていたら、うちに帰ってきてネットで知ったのですが、なんと、花火会場で、花火師ら数十人が川の中州にとりのこされ、ヘリで救助されたのだそうです。全国ニュースでもやったみたいで、びっくり。幸い全員無事だったみたいでよかったですが、最悪の花火大会でしたね(私的にもですが)。シャワーをあび、失意のうちにまた夜中ファミレスに行って作業。

■ 2003/08/06

 引き続き全国ニュースで報道されてるみたいですが、昨日の花火、消防署の再三の中止要請を押し切っての強行だったそうです。ありゃー。
 S大学の試験の採点、というか出席データ入力(とにかくこれが一番大変)をやっていたら、O大学の事務から、催促の留守電が入ってました。どうやら締め切りが過ぎている模様です。というわけで、急遽S大学の作業を中断して、O大学のレポート採点。でも、前も書きましたが、私はレポート採点はそんなに嫌いではないです。むしろ楽しい。まあ言ってみれば、ネットサーフィンでWEB日記を読みまくるみたいなもんで……つまりはいつもやっていることの延長みたいな。なんてこと言ったら怒られるでしょうか(誰に?) O大学でも、ふむ、これは面白い、と引き込まれるような楽しいレポートがたくさんありました。あ、内容とは関係ないのですが、こんな面白いレポートがありました。一行目がいきなりこれです。

よ ンスしとてっ語う本はン考は して 

 ン?なんだこのシュールな文章は……と思ったら、横書きの原稿用紙に縦書きに書いていたのでした……面白い!
 それはともかく、「最近の大学生はまともなレポート、いやまともな文章が書けない、学力低下だ」などとお嘆きの先生がたも多いようですが、私の感覚だと、自由に書いてもらうと、面白い文章を書ける人はむしろ増えているのではないか、という気もします。それこそひょっとするとWEB(いやむしろ携帯メール?)の影響かもしれませんが。「そういう文章はレポートらしい、論文らしい文章とは違う」という人もいそうですが、しかし、無理に堅苦しい文章を書かせても、不毛だ、と私は思ってしまうのですが。ま、いずれにせよそういう「最近の……は」という話はそれこそ不毛なのでやめます。て自分で始めたのか。
 まあそんなこんなで、明け方までかかって採点しおわりました。これで、7つ行っている学校の2校分の採点が終わりました。……まだ2校か……。

■ 2003/08/07

 朝、アマゾンからネットで購入した本とCDの荷物が届きました。本は、大塚 英志著『アトムの命題 手塚治虫と戦後まんがの主題』(アニメージュ叢書)。CDは、Terence BlanchardのJazz In Film (Film Score Anthology)。小曽根真のラジオ番組で、2曲目のCHINATOWNを聴いて買いたくなりました。小曽根真も言ってたけど、ケニー・カークランドはいい。惜しい人を亡くしました。
 昼頃郵便局に行って、O大学宛に書留速達で採点表を送りました。その後、ドトールでベーグルサンドBとアメリカンを注文し、モバイルギアで採点作業をしようと思ったのですが、その前にちょっと、と大塚英志を読みはじめたら止まらず。なんて、こうなることは実は予想していたのですが。これではイカン、とドトールを出ました。そこで、ご近所のAさんにばったり会って、しばらく立ち話。こんどドトールででもゆっくりお話しましょう>Aさん。途中古本屋で、授業で使うための手塚治虫『ブラックジャック』を2冊買って帰宅。その後町田へ向かいました。主な目的は、2年前町田のソフマップで中古で買ったデジカメが壊れた(電源が入らなくなってしまった)ので修理をたのむことです。とりあえずソフマップに行って修理受付のところで事情を説明しつつ、「いくらぐらいかかりますかね?」と聴いてみたところ「わからないが一万円以上かかる可能性は高い」「見積もりしてキャンセルした場合3千何百円かかる」とのこと。さらには「なんとも言えませんが、もし修理に1万円以上かかった場合、2万円ぐらいで新品のもっといいデジカメが買えることを考えると、ちょっとビミョウですね。また、130万画素のデジカメでしたら、修理したとしても、あまり将来性はない……ともいえるかもしれません。」というような話。まあこれもある程度予想していたことではあったのですが。というわけで、結局「考えます」と言って修理には出さないことにしました。
 私が町田で行く店というのは決まっていて、ソフマップ、リブロ西武(本屋)、ノイズ(ジャズ喫茶)、Tahara(CD屋)、フォーハウス(ベトナム料理店)のどれか、なのですが、結局今日はその後のこり全部の店に行ってしまった。リブロでは、辺見 庸『いま、抗暴のときに』と、ナット・ヘントフ『アメリカ、自由の名のもとに』を買いました。実は、こんな風になんの本を買ったのか、というのを日記に書くのは初めてかもしれません。私は、どうも、日記で書評とか読書ノートのようなものを書くのが苦手です。なんか恥ずかしいのです。(なぜ恥ずかしいかの理由をくどくどといったん書いたのですが、それも恥ずかしいのでやっぱ削除します)。
 で、辺見 庸ですが、これも5月に出ていて、その直後町田のリブロで手にとったのに買わなかった。5月ごろというのは、わたし的に心身ともに疲れていたもので、なんとなく、買う力が出なかった、というのが正直なところです。で、今回私が買ったのは、なんと、著者サイン本です。そんなの買うの初めて。町田のリブロには、透明なビニールに包まれた辺見庸の著者サイン本が山積みになっています。山積みとなった辺見庸のビニ本……ある意味、シュールです。で、辺見氏のサインですが、実に氏らしいもので、とてもいいです。内容については、いずれ……。ナット・ヘントフは、ずっと昔、『ジャズ・カントリー』を読んだことがある(とても面白かった)というだけで、たぶん二冊目です。コラム集なのですが、「新生児の安楽死――ベイビー・ドゥー事件、何も言えず静かに死ぬことが権利か?」というコラムを立ち読みして、購入を決定しました。高橋源一郎がオビに推薦文を書いている。
 どうでもいいといえばどうでもいいことですが、考えてみると、サルトルは1905年生まれ、ナット・ヘントフは1925年生まれ、辺見庸は1944年生まれ。で、1965年生まれの私が、今、1985年生まれの人のレポートを読んでいます。
 ジャズ喫茶に行って、モバイルギアで採点作業をしようと思ったのですが、その前にちょっと、と辺見庸を読みはじめたら止まらず(以下略)
 その後Taharaで、1200円のCDが一杯売っていたのでつい3枚も買ってしまう。CDについてはCDコーナーに書こうかな。
 で、その後フォーハウスで海鮮ピリ辛フォーを食べました。いつものように、ほんのちょっとで辛いベトナムの調味料をほんのちょっと入れたのですが、「あれ、ほんのちょっとしか入れてないはずなのに、超辛いな。何でだろう」……ていうか、ピリ辛フォーだっつうのに。大丈夫だろうか、私の頭は。
 ……ていうか、全然仕事してないじゃん、今日……。あー、明日から、鬼のように仕事します。

■ 2003/08/10

 えー、ついに、『図解雑学 サルトル』(ナツメ社)発売になりました。ずいぶん長くかかってしまいました。謝辞にも書きましたが、編集の岡さんには本当にお世話になり、またご迷惑をおかけしました。まあでも、無事発売となって、うれしいです。恥ずかしくて、というか怖くて中が見られないような気持ちもあるのですが……。でも一応、近所の本屋に確認にいってしまいました。

■ 2003/08/11

 アンチメジャー指向、といいながらウインドウズユーザーだし、パソコンもデジカメもMDもソニーだし、ビデオもVHSだし(てこれは今やみんなそうだけど)、プリンターはキャノンだし、一眼レフはEOSだし、という思いっきりメジャー指向な私です。が、PHS(H゛)だけは、いまだにかたくなに使いつづけています。安い、とか、モバイルに向いているとか、その他、携帯よりもいいところはけっこうあるはずなんですが、やっぱり少数派であることはまちがいないですね。というわけで、PHSの端末は、携帯に比べて機種も全然少ないし、機能もあまり高くない、という状態が続いていました。しかし、ついにPHSでもカメラ付きの端末が発売されました。たぶん初めてだと思います。カメラ付き携帯なんて、もういい加減飽きられている、てぐらいなのに、ずいぶん遅れているといえば遅れているのですが……。で、要は、買ってしまったのです。デジカメの修理に1万円以上かかるなら……という言い訳は用意してあるのですが、「カメラ付きなんて要らない」「すぐ飽きる」いろんな声が聞こえてきそうです。まあ、いいんです。おもちゃって自覚してますから。前の端末もねえ……別に壊れたってわけじゃないんですが。でもでも、前持っていたやつは、もう2年以上使っていたのですが、アンテナは折れてるし、塗装はハゲハゲだし、みんなに「うわー、なにそのぼろぼろの」と言われてたんですよ。

■ 2003/08/12

 山岸凉子、『舞姫 テレプシコーラ』5巻の発売までとても待てそうにないので、4巻以後の分の『ダヴィンチ』バックナンバー、ネット注文してしまいました……。3・5・6・7・8月号です(4月は休載)。現在発売中の9月号は本屋で買った。で、貪り読みました。はまりすぎ。自分でも、なぜこれほどはまっているのか、謎です。

■ 2003/08/18

 やっと!採点が終わった、というか一段落つきました……(あと一つ9月締め切りのが残ってる)。だらだらやったし、遊びにいったりもしましたが、それにしても、これほど大変だったのははじめてです……。
 またまた、かなりくだらない社会ニューフ、を更新してしまいました。各書名をクリックしていただくと、本の説明も出てきます。

■ 2003/08/21

 月一回の多摩センターでのライブでした。全然……お客さんいませんでした。来月は11日です。激暇な人はおいでください。あと、今月31日に、下北沢のパラッツォという美容室でボサノバのライブをします。美容室でライブ、というのもはじめてなので(て、やったことがある人もめったにいないでしょうが)どうなることやら、というところもあるのですが、お暇な方はいらしてください。あ、もちろん、ライブを聴くためには髪の毛を切らなくてはいけない、てことはありませんので……美容室主催のイベント、てことで、営業時間後にやるような形らしいです。

永野潤著『図解雑学 サルトル』(ナツメ社)発売中!

8月31日(日)8:00pm〜9:00pm
ボッサ・トレス(藤村慶子vo. g. 鈴木亮b. 永野潤p.)ドリンク付き500円
下北沢 美容室パラッツォ 03-3469-1246 世田谷区北沢3−21−5 ユーワハイツ北沢1F

9月11日(木)9:30pm〜11:30pm
森学カルテット(森学ts. 玉木勝b. 鈴木彰人per. 永野潤p.)チャージ600円
多摩センター  bar Zealous 042-338-0412 多摩市落合1-7-12 ライティングビルB1

9月28日(日)8:00pm〜11:00pm
村田BAND(村田正洋tp. 小川銀士sax. 宮野大輔dr. 永野潤p. 他)1,800円
調布 GINZ 調布市小島町 2-25-8 フジヨシ小島ビルB1 TEL&FAX 0424-89-1991



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