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■2001/11/29 メールソフト

 またまた、新手のコンピューター・ビールスが猛威を振るっているようです。私のところにも、ここ数日でそれらしきものが何通も届いています。情報はこちら
 しかしですね、要するに、これは全部マイクロソフトのOutlook Express というメールソフトが悪いわけです。このメールソフトが、勝手にhtmlメールを読んで、しかもプレビューするようになっている(これは、要するに画像がついたような広告メールを強制的に読ませようって魂胆でしょ)からいけないんです。セキュリティーホールを突かれた、とかいうけど、そもそも、セールスマンが入りやすいようにと鍵のついてないような家を売っていたわけだから、突かれたも何もないだろう、という気もする。しかも、ひどいことにウインドウズユーザーのほとんどがこれを使っています。まあね……OSにタダでついて来るんだから、使うわね、普通……。まったく。といいつつ、かく言う私も、ちょっと前までこのアウトルック・エクスプレスを使っていたのです。前はずっと ALMail を使っていたんですが、これは歴史の古い良質ソフトではあったのですが、どうも、細かいところで私には使いづらくなってきて、別のソフトに乗り換えようと思い、とりあえずそのつなぎにアウトルック・エクスプレスで……と思っているうちにずるずるとそのまま、という感じでした。しかしついに、最近アウトルック・エクスプレスをやめました。今使っているのは、EdMax のフリー版です。ネット上で評判を聞いて使い始めたのですが、これは、フリーソフトにして非常に高機能で、デザインも悪くないし、使い始めたころは興奮して、「すばらしい!」と一人で連発していました。何がいいって一言ではいいにくいですが、やはり、マクロが使えて自由にカスタマイズできるところでしょうか。
 ところが、最近、鶴亀メールというものも発見して、これがまたなかなかよさげなソフトなのです。こちらもかなり自由にカスタマイズできる(この二つのソフトの作者はどちらもエディターを作っている作家で、そういうことも関係あるのかな)。むしろ、私にとっての使いやすさということで言えば、鶴亀メールの方が、やや上のような感じです。こっちにしようか、と真剣に悩んでいるのですが、鶴亀メールには重大な欠点があるのです! それは……デザインです。 ここをみてください。何なんでしょうか、この幼稚園児が書いたようなアイコンは(^_^;)……まあ、シェアウエアらしくてほほえましいと言えば言えるかもしれません。が、もうちょっとなんとかならなかったのか……。というわけで、まだちょっと迷っていますが、鶴亀は有料(2000円。秀丸エディター使用者は無料)ということもありますし、今のところEdMaxにしようかなあ、と思っています。
 こういうことを書くと、使いやすければデザインなんかどうでもいいじゃないか、と言う人が必ずいるのですが、もう、それにいちいち反論するのも疲れちゃいます……それは、ファッションや、料理の味を気にする人に、「服なんて着れりゃなんだっていいじゃないか」とか「料理なんて、食えりゃいいじゃないか」と言うのと同じです。そういう人たちは、たいてい「そんなの気にしなければいいのに。俺なんか全然気にならないよ」と言うのですが、はっきり言ってそういう発言はまったく意味がないですよ。だって、彼らは簡単に「気にするな」といいますが、それは彼らがそもそも最初っから「気にならない人」だから以外の何ものでもありますまい。「昔はすごく気になったけど、こういう努力の結果気にしなくなった」という人の話なら、まあ聞かないではないですけどね。おっと、話が脱線してしまった。その他、4000円と高いですが、有名なシェアウエアにBecky!があります。これはさすがに使いやすそうですしデザインも悪くないですが、マクロがなくてカスタマイズがあまりきかなそうなので私はパスです。
 というわけで、アウトルック・エクスプレスはやめよう、と思っているかたは参考になさってください。他のものも知りたい人はさしあたりこことかここで探してみては?

※今回はウインドウズ・ユーザー限定の話ですんません。関係ないけど、MacOSXのAquaのデザインは、ほんと、すばらしい! 忘れかけていたカスタマイズ熱がまた再発しそう……そんなことやってる場合じゃないんだけど。

■2001/11/27 トミフラ死す

 ジャズピアノの巨匠の一人、トミー・フラナガン(通称トミフラ)が亡くなったそうです。ブルーノート東京に来年早々来るはずだったそうですが、どうなるんでしょうか。ニューヨークにいるギタリストのたろー君がこんなことを書いていて、思わず笑ってしまいました。

偉大なるジャズピアニスト、トミーフラナガンの御冥福をお祈りします。コルトレーンの名盤、"Giant Steps"のタイトル曲で彼が繰り広げたド下手な演奏は、コルトレーン3トニックシステムの当時の革新性と、それに挑む旧ロジックのミュージシャンの貴重なドキュメントでありました。聞くところによると、氏はその後一生、同曲を追究し、やがてマスターになったという事です。

 たしかにねー。あの「ド下手」ぶりには、笑ってしまいます。しかし、トミフラは「旧ロジックのミュージシャン」としては、非常に器用なピアニストなんですけどね。ジャズを聴き始めたころ、コールマン・ホーキンスのライブ盤(HAWKINS! ALIVE! AT THE VILLAGE GATE)で、マック・ザ・ナイフをワンコーラスごと半音ずつキーを上げて演奏しているのを聴いて、すごい、と思ったものです。テクニックがどうのというより、非常に洗練されたいわゆるバップフレーズを駆使しながらよく歌うピアノに、感動しました。思えばこの演奏の場合は、「ジャイアント・ステップス」の場合と逆に、コールマン・ホーキンス(1904年生まれ)が一昔前のミュージシャンで、トミフラ(1930年生まれ)の方が新しい世代だったわけですね。などと思って、ちょいとネットでその辺の年代的なことを調べてみたら、意外なことがわかりました。まず、音楽のスタイルの新旧ということで言えば

(旧い) コールマン・ホーキンス > トミフラ > コルトレーン (新しい)

 であることは明らかなのですが、年齢で見ると、

(年寄り) コールマン・ホーキンス(1904生まれ) > コルトレーン(1926生まれ) > トミフラ(1930生まれ) (若い)

 というわけで、なんとコルトレーンの方が4歳年上なんですね(というか、トミフラって、そんなに若かったんだ、というのがびっくりです)。しかし、プロ活動をはじめたのは年下のトミフラの方が早くて、1945年(15歳)。それに対してコルトレーンは1947年(21歳)です。コルトレーンは、1955年、29歳の時にマイルス・デイヴィス・クインテットに抜擢されるわけですが、このころの演奏はまさにド下手。実際当時も酷評されたわけです。しかも56年に過度の飲酒と麻薬のためマイルス・バンドを退団して一時田舎にひっこんでいた。つまり、コルトレーンは、出だしはかなりぱっとしなかったわけです。ところが、トミフラの方は、コルトレーンが田舎に引っ込んだまさに1956年に26歳で二ューヨークに出てきて(同郷のギタリスト、ケ二一・バレルと一緒だったそうな)注目のピアニストとして一躍脚光を浴びたそうです(たとえば1956年にソニー・ロリンズと「サキソフォン・コロッサス」で競演)。そして翌年の1957年には、傑作と言われるピアノ・トリオ・アルバム「オーヴァー・シーズ」を録音しているわけです。つまり、この時点までの二人の人生は明らかに明暗に分かれていた、てことですね。ところが、その2年後の1959年、大逆転劇が待っていた、というわけです。すなわち、それが「ジャイアント・ステップス」の録音です。たぶんこの当時、トミフラ(29歳)は、年は下だけど飛ぶ鳥を落とす勢いの大活躍ピアニストということで、サイドマンながらおそらくコルトレーン(33歳)と格は並んでいたと思う。ところが、いざ演奏してみると、あれだけの格の違いを見せ付けられた(※)。ということで、トミフラとしては「あわわ、こんなはずじゃ……」という感じだったのではなかろうか(あくまで私の想像ですが)。そんなことを考えると、面白いですね。そして、前述の、トミフラがコールマン・ホーキンスに対してビバップ・ビバビバな演奏で余裕をを見せ付けていた録音は、実はこのさらに後の1962年だったんですね。ところが、年上のコルトレーンはというと、くしくも同じ1962年、1938年生まれのピアニスト、マッコイ・タイナー(当時23歳)、「オーヴァー・シーズ」ではトミフラと競演していたドラマー、エルヴィン・ジョーンズとともに、例の黄金のカルテットを結成してさらなるジャズの革新に向かっていた、というわけです。というか、このころのジャズの世界って、ほんとに数年単位、下手すると数ヶ月単位で、劇的に変化してたのですね。今のパソコンの世界みたいな感じかな。

※ といっても、今からすると、コルトレーンの演奏も大したことなく聴こえますけどね。同じフレーズばっかりだし……ああ、こんなこと言うと信者に怒られる……。
※ 以上の話は、年齢と大まかなキャリアだけをもとにほとんど勝手に作った話なので、二人の関係がどうだったのか、という本当のところは知りませんので悪しからず。ていうか、ジャズに興味のない人にはまったくどうでもいい話ですんません。

■2001/11/25 丹下拳闘クラブ

 涙橋

この橋はな、人呼んで、なみだ橋という。
いわく‥‥人生にやぶれ、生活につかれはててこのドヤ街に流れてきた人間たちが、なみだでわたる、かなしい橋だからよ‥‥

わかるか、わしのいうてる意味が‥‥?
ああ? わしのいうてる意味がわかるかよ、ジョー!

なあ、ジョーよ‥‥ ふたりで苦しみ、ふたりで歯をくいしばって、このなみだ橋を逆にわたっていこう。
ここより)







オチは、これです。南田橋すんません……つまんなくて。

■2001/11/15  −1=

 前回の日記について、「私は、40代で明らかにもう歳だと思っているおじさんのようなおじさんです」というメールをいただきました……。うーん、ひょっとすると、昨日のを読んで、「ちょっと若いってお世辞言われたことがあるからって、自慢してんじゃねえ」と思われた方もいたかもしれないですね……。申し訳ない……私などは、まだまだくちばしの黄色いひよっ子でした! でも、そのメールを下さった方は、非常にお若く見えると思いますよ……いや、お世辞じゃなくて(^_^;)
 ところで、昨日面白い鳥をデジカメで撮ることができたのですが、ここに載せるとページが重くなってしまうので、別ページにしました。ぜひご覧ください。

■2001/11/13 ついに

 これはマガモ(左)とコガモ(右)のようです。前回紹介したカルガモとオナガガモをあわせると、乞田川には少なくとも4種類のカモがいることになります。意外でした。
マガモ  コガモ ところで、ついに三十ウン歳(怖くて書けないけど、後半です……)になってしまいました。……はっきりいって、むちゃくちゃイヤです……。こんないい加減な三十ウン歳があっていいはずがない!とわれながら怒りさえおぼえます……。それはともかく、私は、気楽な生活をしているからか、見かけは若く見えると(お世辞かもしれませんが)よく言われます。しかし、それも、所詮は、「その歳にしては」ということでしかないわけですよね。なんというか、相対的な若さでしかないというか。つまり、絶対的な意味で「若い」とはもうどう考えても言われない歳になってしまいつつあるわけです。贅沢かもしれないけど、それが悲しいのです。「少年のようなおじさん」よりも「おじさんのような少年」のほうがよほどましだ、というこの感じ、わかりますか?20代で「もう歳だ」とか言っているそこの君!
 ところで(その2)昨日から今日にかけて、ジオシティーのメールサーバーが不調で、himanism@geocities.co.jp あてのメールが届かない事態が生じていました。今日午後になって、たまっていたメールも届きつつあるので、大丈夫だとは思うのですが、メールが消えてしまったということもまったくありえなくはないようなので、もしこの間 himanism@geocities.co.jp あてにメールを下さった方がいたら、もう一度送りなおしてください。こんなことが気になってしまう私は、立派なネット中毒です……。

■2001/11/6 鴨

 カワセミはなかなか遭遇できそうにないので、とりあえず乞田川の他の野鳥たちをおいおい紹介していきたいと思っています。まずカモです。土手で休んでいるところをかなり近くから撮りました。

カルガモカルガモです。壁紙になるようにトリミングしました。並べてやるとデスクトップはカモだらけになります。

オナガガモそしてこれはオナガガモです。なかなかきれいなカモですね。

カモ2またカルガモ。か、かわいい……。

 鳥についての詳しい情報は、オンライン野鳥情報yachoo!の、オンライン野鳥図鑑が大変便利です。実は私は、バードウォッチングをするほどではないですが(双眼鏡も持ってません)高校生のころ一時庭に野鳥を呼んで餌付けをしていた、という暗い趣味を持っていたこともあり、野鳥にはちょっと興味があったりするのでした。いや別に恥ずかしがることはないですよね……しかし、なんか、暗いというイメージがあるのかなあ……野鳥が好き、というのは。

■2001/11/4 翡翠

 考え事をしながら川岸を散歩してました。で、このまえ亀を発見したあたりで、また亀が甲羅干ししてないかなあ、と立ち止まって川面を眺めていたのですが、ふと土手に生えている草の枝を見てびっくりしました。真っ青な美しい鳥が止まっていたのです。ひょっとしてあれは、カワセミじゃなかろうか?!こんなところにいるなんて……ちなみに、乞田川という川は、多摩川の支流なのですが、まわりはいわゆる多摩ニュータウンの市街地であり、護岸工事もばっちりしてあるし、そんなにきれいな川、というわけでもないと思っていました。ただ、そのあたりは、別の支流と合流するところで、中洲ができて、植物が生えていたりするところではあったのですが。デジカメを持っていなかったのが残念です(あとでwebで調べたら、やはりほんとにカワセミだったようです)。というわけで、ちょっと興奮して、身を乗り出すように下を見ていたら、背後で「あ、自殺しようとしてる!」というガキの声がします。やれやれ、と思ったものの、無視していたら、なおもしつこく大声で「おい!……自殺すんなよー!……おめェだよ!おめェ!!……おい!!」ぎゃはははという笑い声もします。オヤヂ狩り体験者としては、無視し続けるべきだったのでしょうが、ここんとこイライラしていたということもあり、思わずカッとなって振り向き「うるせえ!バカ!」と叫んでしまいました。するとそれは、自転車に二人乗りしたチャパツ、というかキンパツのガキで、なおも「自殺すんなよー!!(ぎゃはははは!)」と叫びながら走り去っていきました。……見知らぬ少年にまで心配していただけるなんて、まったく、ありがたい限りです……ハア……。

DIARY

2001/11/29